僕が新しいキャリアへの一歩を踏み出した日
育休が終わりに近づく頃、多くの人は
「もうすぐ職場に戻らないと……」
という緊張や不安を抱えるものだと思います。
でも、僕の場合は少し違いました。
育休中に転職活動をして、
完全に納得した転職先が決まっていた。
だから、育休最終週の僕の気持ちはただ一つ。
> 「早く働きたい。」
これは育休前の僕からは想像できない“ワクワク”でした。
育休中に見つけた「次のゴール」
育休の中盤で、自分自身の内側と向き合い、
働き方やキャリアについて深く考えるようになりました。
そこでふと気づいたのが、
「自分はすでに最初のキャリア目標を達成していた」
という事実。
担当企業をトッププレイヤーに育てる——
社会人として最初に掲げていたそのゴールは、もう達成されていたんです。
「じゃあ次は何をしたい?」
そう自分に問いかけたとき、自然と答えは出てきました。
> 「自分のアイデアを形にしたい。」
「新規事業をつくりたい。」
そのタイミングで転職活動を始め、
自分の価値観に合う企業に出会い、採用が決まりました。
育休は、僕にとって
“次のステージを選ぶための時間”
でもあったんです。
復職前にやった準備
自分の“土台”を作り直す時間
転職先が決まってからの僕は、静かに燃えていました。
Web領域の基礎を本で学び直す
転職先企業のブログや資料を読み込む
仕事を始めてからの目標を明確にする
特に心に残っているのは、この一言。
> 「新規事業を立ち上げて、収益の柱にする。」
育休前は、日々の業務に追われて「目標」という言葉すら忘れかけていたのに、
育休中に再び“自分で選ぶ”働き方を取り戻しました。
新しい職場で迎えた復職初日
復職初日は、緊張もあったけれど、それ以上に楽しさが勝っていました。
ゼロからのスタート。
新しい人たちとの出会い。
初めて触れる文化。
そして、自分の中で一番大きかったのがこれです。
> 「好きを大切にする人たちと働く楽しさ」
転職先はエンタメ領域の制作会社。
周りのみんなが本気で作品を愛し、
「好き」を堂々と言えて、仕事にしている。
僕にとってこれは驚くほど心強く、
「ここなら全力でやれる」と初日で確信しました。
復職してみて感じた“違和感のなさ”
育休前の職場とのギャップに苦しむ人は多いと思いますが、
僕の場合は、むしろ“フィット感”がすごく大きかった。
自分のやりたいことに合っている
価値観が近い
「好き」で仕事をしている人しかいない
環境を変えることが、ここまで生きやすさを生むとは思っていませんでした。
育休は「キャリアの空白」じゃなくて「転機」
育休期間は確かに仕事を離れる時間です。
でも、僕にとってはキャリアが止まった時間ではありませんでした。
むしろ、
キャリアを自分の意思で選び直す時間になった。
あの時、育休を取らなかったら——
僕はずっと同じ職場で、同じ働き方に縛られていたと思います。
今は胸を張って言える。
> 育休はキャリアのマイナスではなく、“自分を取り戻す時間”だった。

コメント