【心理学で引き出しを増やす】集団間葛藤を解消する方法

心理学

親睦の深い集団。繋がりの強いチームは活気があって良いものです。

 

スポーツを見ていても、盛り上がっているチームは見ていて気持ちが良く成績も比例しているように感じます。

 

そしてチームという集団は我々の身近なところにもたくさん存在します。

 

学校ならクラスや部活動。会社なら部署や会社自体を指します。

 

そして当然ながら競争が発生している以上は集団間の対立意識はどんどん燃え上がります。

 

そのうよう対立を解説した集団間葛藤が以下の記事になります。興味のある人はぜひ見てみてください。

 

 

そして今回は、その集団間葛藤が生じている集団を1つに結びつける方法について解説します。

 

つまり、集団間葛藤を解消する方法の解説です。

 

▼この記事の参考になる人
・警戒している人同士の関係を良くしたいと考えている人
・チームワークを良くしたい人
・心理学に興味のある人

 

この集団の傾向を知っておくと、引き出しとして有利になりますよ。ぜひ楽しんでいってください!

 

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集団間葛藤を解消するには?

対立している集団について調べたものが集団間葛藤です。

 

これは、自分が所属している内集団に対する意識と、自分が所属していない外集団に対して抱く意識がどのようになるかをみたものです。

 

これにより内集団に対しては思いやりをもち、外集団に対しては敵愾心(てきがいしん)を抱く傾向が人にあることが分かりました。

 

そしてこの集団間葛藤が生じている集団同士に対して、集団間葛藤を解消するにはどうしたらいいかを解説します。

 

結論は、上位目標を与えることが効果的。ということです。

 

図で示すと以下のイメージです。

 

集団間葛藤の解消イメージ

 

まず、集団間葛藤を解消するために親睦を深めようと交流会などを設定しても逆効果ということが分かりました。

 

楽しい時間を共有するだろうと提供しても、揉め事が発生するばかりでひどいものだったようです。

 

一方で上位目標を定め、目標達成のために2つの集団が力を合わせないと達成できない状況を作り出すことが効果的でした。

 

敵対していた2つの集団は目標達成のために力を合わせることで、集団間葛藤が最も効果的に解消されたというのです。

 

実力に自信があるもの同士、お互いの長所を使わせる方が効果があるようですね。

 

さて、上記のようなケースがそのまま我々に降りかかることはなさそうですが、もう少し身近な例で具体的に考えてみましょう。

 

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集団間葛藤の解消を身近な例で考えてみる

会社に勤めていると人事異動はつきものです。

 

個人の異動であれば集団間葛藤のケースに当てはまりませんが、会社運営の都合上部署の統合や、新規事業のための部署の合併などを想像してもらえるとイメージが湧きやすいと思います。

 

上記のような統合は強制的なものがほとんどなので、大小はありますが集団間葛藤は生じやすいと考えて良いでしょう。

 

この時、統合された部署をまとめるリーダーは不用意に交流会と称して飲み会を開くのは親睦を深めるには効果が薄いことを知っておくべきです。

 

上述の通り集団間葛藤を解消するには上位目標を設定するのが効果的と言えます。

 

ですので交流会を開くのであれば、元の集団同士が入り混じるチームを設定したゲームを用意するなど、何か上位目標を設定できるものを用意することが適切です。

 

誰しもがそうですが、人に「仲良くしろ」と言われて相手に進んで好意を持つのは難しいですよね。

 

大人として接することはできても、あまり本質的とは言えません。建前に終始するでしょう。

 

ですのでやはり、上位目標を設定して目標達成の過程でお互いを知る。これが効果的と言えそうです。

 

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さいごに

今回は集団間葛藤の解消法を紹介しました。

 

身近な例で具体的に考えてみると、心理学は本当に自分たちの周囲にたくさんあるんだと気付かされますね

 

これを知っているのと知っていないのとでは、目の前で起きていることの対処が全く変わってきます。

 

適切な選択肢を持っておくことで、人生をお得に過ごしていきましょう。

 

今回この記事は以下で紹介する本を参考に執筆しました。

 

集団に関する心理学以外にも、生活の中で使える心理学のテクニックがたくさん紹介されているのでぜひ参考にしてみてください。

 

それでは。

 

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