人生やり残したことが無いように生きたいと、誰しもが思うことでしょう。
僕も例外なくそのひとりです。
ただ、日常の忙しさに押されて、後でやろう後にしようと後回しにしてしまうことが多いのではないでしょうか?
もちろん僕もそのひとりです。
ただ、今回違うのは、ちょっと勇気を出してその「やり残したこと」にチャレンジしたのでお話しようと思います。
何でFF6か?
タイトルの通り、僕の「やり残したこと」はFF6で、それをやりきったというお話です。
ではなぜFF6なのか?
FF6は最初はスーパーファミコンで発売されたファイナルファンタジーシリーズ6作品目のゲームです。
僕にとっては初めて購入したファイナルファンタジーのゲームになります。
しかし、僕は今までこのゲームをクリアしたことがなく、何度も途中で挫折することになってしまいました。
その記憶が強く今でも残っており、ラスボスであるケフカとの勝負に何としても決着をつけなければと、ずっと「やり残したこと」のリストに入っていました。
FF6をこれまでクリアできなかったことの原因
それはスーパーファミコン世代なら分かってもらえるかもしれませんが、セーブが消えてしまうという事象です。
原因はわからないのですが、衝撃を加えたりするとセーブデータが消えてしまうことがあるようです。僕はかなり丁寧に扱っていたのですが、それでも消えてしまうことがあって、今思うと不良品とも言えるかもしれません。
加えて、当時僕は小学2年生くらいだったのですがFF6のような重厚なストーリーの話は難しく、話を理解できなかったりして進め方が分からないことも多かったです。
ただ、同級生で進められている人もいたので、単純に僕の理解力の問題とも言えそうです。
とはいえ、新しい技を覚えたり、ユニークなキャラクターが仲間に入ったりするRPG特有のおもしろさは楽しめていて、何度セーブが消えようともいちから始めていました。
再びの出会いはスマホにて
月日が経ってそんな思いも薄れていく中で、社会人になってガラケーから初めてスマホに乗り換えました。
アプリとの出会いです。
これによってFF6がスマホでプレイできると知って過去の情熱が蘇ってきました。これでやっとケフカと決着をつけられるぞ!スマホでFF6ができるなんてすごい時代だ!
ところがここでもセーブという課題にやられます。
スマホのFF6は本体にセーブする事に加え、クラウド上にセーブデータを保存する機能があります。これが勉強不足の僕に襲いかかってきました。
このクラウド上のセーブというのが全く理解できず、一度保存したりしても納得がいかなかったので本体のセーブを使っていました。
ところがあるとき、ふとクラウド上のセーブデータをいじってしまい、しかもそれをダウンロードしてしまったのです。
これによって本体のセーブデータが上書きされてしまい、せっかく順調に進めていたFF6の冒険がだいぶ冒頭に戻ってしまうことになりました。
今でも愕然とた記憶があります。
そしてこれでクラウドというものを理解した記憶もあります。
ただこの事件の挫折感は大きく、僕はFF6を封印して再びやり残したリストに加えてしまいました。
再びの情熱はつい先日
それから7,8年近い年月が経ったつい最近のことです。
FF6のピクセルリマスターが発売されて半年ほど経ったので、あらためてプレイしてみようという気持ちが芽生えてきました。
しかしその時同時に思ったのが、過去に購入したFF6はどこにいってしまったんだろう?ということです。
実はアンドロイドから現在はiPhoneに乗り換えてしまった事に加え、昔のGoogle Playアカウントをすっかり忘れしまったいました。
これもあってピクセルリマスターで買い直そうと考えていました。
ところがある日、なぜか奇跡的に過去のGoogle Playアカウントを思い出すことができて、再度ログインすることができ、あらためてFF6をプレイできる環境になったのです。
FF6の再始動
アンドロイド端末は現在Chromebookを使っているのでそちらでプレイすることにしました。
しかし今まで思い出せなかったアカウントが復活できたのは本当にミラクルです。自分の記憶力も捨てたもんじゃないなぁと感じました。
そしてFF6も昔とは違って大人になった僕の認知能力でストーリーも楽しみつつ、無駄なく進めることができました。結局全クリまで30時間で到達することができました。
小さい頃は30時間で全クリなんて全然できませんでしたし、むしろもっと長い物語のように感じていましたが、それは何度もプレイしていた僕の感覚がそうさせていたのかもしれませんね。
しかしながら、FF6を初めてプレイしてから30年近く経ってようやくクリア。
やっとケフカと決着をつけられたのは、なんだか有意義に感じています。
さいごに
たかだかゲームなのですが、自分の思い入れのあることに決着がつけられるのは気持ちがいいです。
「後でやろう」「いつかやろう」というものは人生でたくさんあると思います。
今すぐやる必要のないことを急ぐことはないと思うのですが、どこかで勇気を出して取り組んでみると精神衛生上いいかもしれません。
僕はFF6を全クリすることで、ちょっと楽になったというか、小さい頃にどうしてもできなかったことができたことで少しだけ自信をつけられたような気がしています。
そして、「次は何しよう」という風に気持ちが高まっているのが嬉しいです。
僕の場合はまだやりきれいないゲームがあるので、もう1,2本ほど決着をつけたいと考えています。
もちろんゲームである必要はないですが、同じように心につっかえているものがあれば、どんなに小さなものでいいのでやってみてはどうでしょうか?
それでは。
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