ロジカルシンキングを身につけろと言われたのは良い思い出です。ほうれん草です。
「ロジカルシンキング」ってどうすればできるようになるんだろう?本屋さんに本がいっぱい並んでるけど、どれから初めて良いのか分からないなぁ、、、難しそうだし、初心者にも簡単で分かりやすい方法はないのかな?
そんな思いにお答えします。
■本記事の内容
・ロジカルシンキングに必要なこと
・習得するための方法
本業は会社員をしています。以前は建設関係の営業職をしていましたが、今はWeb広告代理店で働いています。
転職で今の会社に入社した時に、マーケティングに必要な思考法としてロジカルシンキングを習得するように。と当時の上司から言われました。
そもそも、大半の人は、どうすれば「深く考える」ことができるのかがよくわかっていない。
『ゼロ秒思考』赤羽雄二著
初めてロジカルシンキングと聞いたときは、聞こえはカッコよく感じたのですが何から手を付けて良いのかわからず勉強が後回しになってしまってました。
そうすると、当たり前ですが勉強が身につくまでに時間がかかり、考えが浅いとかロジカルじゃない等といつも指摘されてなかなか大変な目にあいました。
でも、
「ロジカルシンキングは本当に大切。出会えてよかった。」
という風に今は感じます。
そこで今回は、当時の僕と同じようなロジカルシンキング初心者に向けて、今すぐできるはじめの一歩を解説します。
必要なのは「言葉にすること」
これだけ聞くと、とても簡単に聞こえると思います。しかも「それくらいならやる必要なし!」とすぐに判断する人もいるかもしれません。
ここに落とし穴があります。
仲の良い友人関係なら、気を遣わないストレートな言い方でも聞き手は腹を立てることはないでしょう。
しかし、これがビジネスなど丁寧なやりとりの場合、言いにくいことを言わなければならないシチュエーションだとどうでしょうか?相手を怒らせない、商談を失敗させない話し方ができるでしょうか?
言葉を自由に、的確に使うことができるようになると、これらもすべてうまくいくようになる。
『ゼロ秒思考』赤羽雄二著
伝えにくいことを伝えるには、聞き手に余計な感情を抱かせない適切な言葉選びが必要不可欠です。
良く整理された無駄のない話運びは、聞き手に過不足無く理解をしてもらえます。ロジカルシンキングによる説明は、非常に分かりやすいものなのです。
どうすれば習得できるのか?
「A4メモ書き」と呼ばれる手法を毎日継続します。自分の頭に浮かんでいる気持ちやアイディアをとにかく紙に書き出す方法です。
紙に書き出すまで抽象的だった自分の考えを「言語化」する作業です。
それは、頭に浮かぶことを次々とメモに書くだけだ。ただ、ノートやパソコン上ではなく、A4の紙に1件1ページで書く。ゆっくり時間をかけるのではなく、1ページを1分いないにさっと書く。毎日10ページ書き、フォルダに投げ込んで瞬時に整理する。それだけで、マッキンゼーのプログラムでも十分に教えていない、最も基本的な「考える力」を鍛えられる。
『ゼロ秒思考』赤羽雄二著
「考える力」とは文字通りパワーです。パワーはトレーニングを継続しないと高められません。これは思考にも通じます。
すぐには身につかない
まずは「明日からすぐにできるようになるものではない」という事実を受け入れてください。かといって、何十年も修業が必要というものでもありません。
成長スピードは人によってまちまちですが、2~3週間で効果を実感できるはずです。僕の場合もそれくらいから効果を感じられるようになりました。人に説明すると、以前よりも「分かったよ」と理解してくれるスピードが格段に上がりました。
ロジカルシンキングはすぐにはできるようにはなりませんが、確実にできるようになります。
イメージとしては語学や筋トレに近いです。はじめてすぐに効果は感じられませんが、継続していくうちにどんどん実感できます。
自分の頭で考えることは必須のスキル
日本での働き方はものすごいスピードで変化してきています。それだけ世の中の変化が速く激しいためです。
現在の日本の教育制度や多くの大企業が世界的に通用しない例がどんどん増えてきています。これからは自分の頭で考えて成果を出すことにより価値がつき求められる時代です。
僕もまだまだ道半ばですが、ロジカルシンキング初心者の人に役に立てればと思いこの記事を書いています。
最後に、この記事でも何度も引用に使わせてもらったおすすめの本と、A4メモ書きからさらにレベルアップを目指したい人向けにおすすめの本を紹介させていただきます。
本記事でも引用に使わせてもらった良書です。著者はマッキンゼー出身者で、文章も分かりやすくじっくり読んでも3~4時間くらいです。
「A4メモ書き」に慣れてきた!次のステップに進みたい!という方におすすめです。言語化に慣れたら、より構造的に理解する訓練に移ると良いと考えます。この本ではその構造的に考えることの大切さが分かりやすく書かれているのと、その手法の解説と実際の問題もあるボリュームのある1冊です。
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