ダイエットのために運動を行うことは良いことです。
理想のスタイルを手に入れるためには、運動や健康的な食生活は必須と言えるでしょう。
そして大多数の方が健康のために目標を立てることに賛成しています。
それにも関わらず、私のように昨日や今日でジムに通えなかったり、
つい甘い飲み物を飲んでしまうのはなぜでしょうか?
意志が人より弱いから?
立てた目標が高すぎる?
本気度が足りない?
自分に非があるのは認めます。
一方で私のように挫折を味わっている方も多いと思います。
そしてこれはダイエットだけの問題ではなく、
勉強や日常生活のあらゆる所で登場するやっかいな相手ですね。
「しっかりやり切れてたらなぁ」と遠い目をしてしまうことが
私は何度もありました。
しかしある時に、本当にどうしても変えたい!
と思い立つことがあり、本気で「やり切る方法」を模索しはじめました。
そして結果的に「やり切る方法」を見つけ、
目標を達成できたのは私の人生の中で自信になっています。
そこでこの記事では、私が発見して自分で成果を出せた、
「やり切る方法」をお伝えします。
▼この記事で分かること
・「やり抜く方法」誰でもできる超簡単ルール
この記事を最後まで読んで頂ければ、
すごく簡単な「やり切るためのルール」を知ることができます。
しかも今すぐ実施可能で、効果も科学的に認められており、
数々の論文や著書でも紹介されています。
かつての私と同じように、
どこかで挫折を味わってきた方に
ぜひ最後まで読んで頂きたいです。
なぜ挫折するか?
まずはこの点をもう一度整理しておきましょう。
例えば英語の勉強で半年後のテストで
TOEIC700点以上を取ると目標を立てたとします。
この目標を達成するためには
現時点の点数にもよりますが
そこそこの勉強が必要でしょう。
おそらくテスト一週間前や、一夜漬けでは取れないです。
前もって計画すると同時に、
一定期間は毎日勉強しないと目標達成は難しいですよね?
しかし結局勉強量が足りずに今回はテストをスルーしてしまう。
これでは目標達成は遠のくばかりです。
では、このケースで問題はどこにあったのでしょうか?
目標達成のハードルが高すぎた?
計画性が足りなかった?
理由は色々ありますが、一口に言うと
「目標の障害になるものを見ていなかった」
というのが答えになります。
つまり、何が自分の勉強の邪魔をするか?
この観点で対策を打てていなかったのです。
最強の対策「if-thenプランニング」
この「目標の障害になるもの」を
目標達成の計画に入れることで
自分の行動力が上がり、
目標達成の確率がグンと上がります。
ではこの「if-thenプランニング」を説明します。
▼単純な英訳
if:もし〜なら
then:その時
簡単に訳すと上記の通りです。
そして訳した通りのものが対策になります。
それはつまり、
▼if-thenプランニング
もし○○○なら、×××をする。
ということを事前に計画しルール化することです。
もう少しイメージをもってもらうために
具体例を入れていきます。
▼具体例
・もし勉強がめんどくさく感じたら、10分だけタイマーをかけてやる。
・もし10分時間が空いたら、単語帳で勉強する。
・もし練習問題で間違ったら、3回繰り返して解く。
・(もし)火水木曜日の19時になったら、ジムに行く。
・もしお菓子を食べてしまったら、ランニングを10分増やす。
このようなイメージです。
事前に計画を立てるイメージで、
自分が動き出すきっかけを
自動的に動くスイッチの意識を作るつもりで
ルール化するのです。
たったこれだけです。
こんなんで本当にできるのか、
と疑っている方も多いでしょう。
でも実際はこのif-thenルールは
知らない間で私たちは利用していたりします。
例えば学生時代の体育の時間を思い出してください。
時間が来たら乗り気でもないのに体操着に着替えて、
運動を開始してましたよね?
授業という強制的な場ではありますが、
これは「体育の時間になったら、運動する」
というある種のif-thenルールが働いているのです。
これを意識的に使うことで、
私たちの目標達成率をかなり高めることができるのです。
ダイエットを成功させた話
私はこのif-thenプランニングを利用してダイエットを成功させました。
当時の私のスペックは以下の通り。
身長:175cm
体重:86kg
体脂肪率:30%
写真を残していないのが今となっては残念ですが、
なかなかのダイナマイトボディでした。
私はカロリー計算など始めると、
それに労力を奪われて運動ができなくなると
過去の挫折から分かっていたので、
運動はランニングだけ、
食事はヘルシーなものだけと
シンプルにまとめて実行しました。
ここでハードルが高かったのが
ランニングだったので、
私はif-thenプランニングを
ランニングに適応しました。
実際に適応したのは以下です。
▼ほうれん草のif-thenプランニング
①21時になったら、ランニングする
②もしランニングが嫌になったら、カレンダーを見る
③昨日ランニングしたら、今日もランニングする
④ランニングしたら、タイムをカレンダーに記録する
※もし雨が降ったら、今日はおやすみ
基本的に①から④と順番に考えるイメージです。
毎日ランニングすることを前提としてまして、
当然飽きて嫌になる日も出てきます。
そんな時は②が発動し、
カレンダーを見て昨日のタイムを見ます。
すると昨日も走っている事実を目の当たりにするので、
③が発動するという仕組みです。
これで自分の意思力をコントロールして、
着実に毎日続けていきました。
ちなみに雨の日はお休みという
ラッキーなお楽しみルールも設けてたので、
雨の日は嬉しく感じたものです。
そしてこの生活を繰り返して、
半年も経たずに私は成果を出しました。
▼ダイエット前
体重:86kg
体脂肪率:30%
▼ダイエット後
体重:65kg
体脂肪率:20%
私の身長の平均体重をやや下回る体重となり、
見た目も線の細いシルエットになり
ダイエットは成功しました。
しかも予想外に嬉しかったのは、
このダイエットを通して
行っていたランニングが
私の特技になったことです。
会社で半ば強制的にマラソン大会に
出場させられることがあるのですが、
基本的に私は社内でトップレベルの
タイムを出していて少し良い気分です。
それと同時に、運動はもちろん健康面であれこれ
社内で文句を言われないポジションにいますw
ぜひ試してみてください
上記は私の体験談ですが、
もちろん成功するまでに
何度も挫折を味わってきました。
ダイエットはまるで永遠のテーマ
かのように扱われがちですが、
if-thenプランニングを使って
自分のルールを作れば
しっかり取り組むことができます。
そしてif-thenプランは
どんどん付け足したり
変化させていっていいのです。
大切なのはあなたがやり切れること。
後悔のない取り組みができることなのです。
そのために目標を決めつつ、
if-thenプランニングで
障害になることに対策を立てておく。
これがとても大事です。
最後に_もっとやり切る力の欲しい人へ
私はこのif-thenプランニングは
読書を通して発見し身につけました。
今では色々なことに応用して
日々充実しています。
そして「やり切る方法」は
if-thenプランニングだけではありません。
今回は最も効果の高かった1つを
ご紹介させてもらいました。
私のようにさらに多様な目的に合わせて
自分の「やり切る力」を高めて
人生を変えたいという方は多いと思います。
そこで最後に、
この記事に関わる参考文献も兼ねて
以下の本を紹介させていただきます。
もちろんこの本を使うのも自由、
紹介したif-thenプランニングだけで
試してみるのも自由です。
こちらの本はまさにベストセラー本で、
「やり抜く力」をつけるための必読本と言えます。
100ページほどで薄く、文章も非常に分かりやすいので
読書習慣のない方でも2時間あれば読み終えます。
私もふとした時にすぐに読み返せるので助かっています。
続いてはタイトルの通りですね。
こちらは「やり抜く力」が
科学的にどのように解明さたのか、
エピソードも交えて具体的に
書かれています。
同時に「やり抜く力」が
何で構成されたものなのか、
一歩踏み込んだ内容にも触れています。
そして才能との対比も興味深い。
「やり抜く力」をもっと具体的に知りたい
そんな方におすすめです。
最後にご紹介するのがこちら。
こちらは「やり抜く力」を
発揮する前、
そもそものモチベーションの所で
役立つ本です。
著者はイギリスの卓球界で有名な人物で、
オリンピック代表に選ばれています。
引退後は自身の経験も踏まえ
心理学的な見地から
モチベーションに関わる分野の
研究を行なっています。
この本は小中学生向けに
書かれていて文章が非常に分かりやすく
あっという間に読めるので、
忙しい社会人の頭の中にもスッと
入ってくるのでおすすめです。
こちらもふとした時にすぐに
読み直せるので、
手元に持っておくことをおすすめします。
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