僕は社会人になってからずっと営業で働いてきてまして、この道10年以上になります。
簡単にお伝えすると、500人くらいの営業マンを抱える企業の最下位から1位まで駆け上がりました。
ちなみに最下位の時は、病んでしまって会社を休職中の人(一応担当者として名前が残るためその人の数字になる)よりも下で本当にどうしようもない時代からでした。
そんな状況なので僕は当然腐りました。
が、色々あって持ち直し、営業としてトップに立ったのには1つのテクニック的なものを発見したからです。
そこで今回はその営業テクニックをめちゃくちゃ簡潔にお伝えします。
▼この記事が参考になる人
・営業職で働いている方
・取引先の人と仲良くなりたい人
・仕事で成果を出したい人
ここまで書いてて情報商材みたいで嫌だなぁと我ながら思いました(笑)
ですが出し惜しみせずお伝えするのでぜひ楽しんでいってください!
結論:相手の思想を聞くことが大事
結論はこれになります。
営業で働いていると、訪問先の人も会社員であることが多いですよね。相手に買って欲しいという風に考えるのであれば、相手に自分から買ってもらえるように働きかける必要があります。
これに一番有効なのが「相手の思想に寄り添うこと」です。
売れ筋の商品であれば、商品を見せれば相手は買ってくれるでしょう。
ですが世の中にはヒット商品じゃないモノやサービスの方が多いです。これを売らなければならないとなると、営業として腕の見せ所になります。
そこで大切なのが、一生懸命説明したり、ノリや勢いで相手に可愛がられるように話したりすることではないと僕は考えています。
ありがちな手法は頼りない
もちろん、そのような手法はある意味では有効です。有効ですが、営業として継続的に「売れる人」でいられないです。
どこかで説明にボロが出たり、自分を偽ることで疲弊したりします。そして相手はそれを即座に見抜きます。
するとあっという間にその営業の価値はしおれてしまい、「売れない人」に早変わりしてしまいます。
簡単に言うと、消費されて終わるのです。
これでは働いていてもしんどいだけですし、取引先と良い関係を築くことなんて不可能です。
ですので「相手の思想を聞く」ことが大事になってきます。これを意識するだけで、ベラベラと説明する必要もなく、自分を偽ってノリや勢いで疲弊することも無くなります。
肩の力を抜いて営業して成果を出せるのです。
この質問をすればOK
「相手の思想を聞く」というと大きなテーマに感じますがそんなことはないです。まずはあなたが営業訪問して、先方の担当者と話し出したところを想像してみてください。
本題に入る前に世間や業界のニュースといった雑談をするでしょう。そして温まったタイミングで本題を切り出し商品の説明をしたり提案したりすると思います。
すると相手は、そのあなたの話に対して自分置かれている状況や立場について少し話してくれると思います。
その時にこう聞いてみてください。
「○○さんは、今のプロジェクトに対してどう考えてらっしゃるのですか?」
これだけでOKです。そして上述の「プロジェクト」の部分は相手の業務の話を入れ替えて考えてみてください。
この質問をするだけで相手は自分の思想を話し出してくれるはずです。
そうです、思想は言い換えればその人の「考え方」のことです。
相手になったつもりで考えられる
上述の質問をすることで、相手は自分の考えをスラスラと話してくれるでしょう。
相手も会社員です。毎年会社から目標を下され、この半期どのように仕事を進めるのか自分の目標設定を書かされていることでしょう。
これは相手の所属する会社の方針であり、その相手の目標になります。
しかしながら、その目標に対するその相手自身の解釈や本音的なものはその相手の中にあります。
上述の質問は、その相手の心の中で思っている仕事に対する本音を聞き出すことのできる魔法の質問なのです。
聞き出したら攻める
「○○さんは、今のプロジェクトに対してどう考えてらっしゃるのですか?」という風に聞かれたら、相手も少しは自分の仕事がやりやすくなれば良いな、程度の感覚で話し出してくれます。
おそらく軽い気持ちで話し出す人がほとんどですが、営業はそれを紳士に受け止め、次からそこに沿う商品やサービスの提案、振る舞いなどを前提に動くことが重要です。
こうするだけで、相手は「こいつ分かってるな」という風に感じてくれます。どんな些細なことでもOKです。
そしてその小さなことを何度も繰り返して積み上げていくのが重要です。
最初はすぐに成果は出ないと思いますが、どこかのタイミングで一気に相手は自分の方を向いてくれます。
積み上げたものは「信頼」になる
逆に自分がされたところを想像してみてください。
最初は何か気の利くやつだな。という小さな印象から、「こいつ分かってるなぁ」という好印象に変わり、自然に「こいつに任せてみよう」という気に変化していくのが簡単に想像できると思います。
よく、「相手の立場になって考えろ」という人がいますが、これを実行に移すのが上述の質問です。
余談ですが、「相手の立場になって考えろ」と言う人は、その言った相手のことはどう考えてるんでしょうか。考えられていれば、そのような言葉は投げかけないだろうと個人的に考えます。生産性悪いので。
さいごに
この質問を愚直に実行していくことで僕は3億以上の売り上げをあげ、最下位から1位にまで営業成績を伸ばしました。
そして現在は転職して全く別の業界に身を置いていますが、この質問は業種を問わず有効です。
現在でもトップの成績を出していて、取引先からご指名いただいて担当になっている状況です。
非常に再現性の高いテクニックになっています。ぜひ試してみてください。
では。
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