【心理学で知る】集団擬集性で同調を見極める

心理学

我々の身近なところで起こる「同調」。現代社会で同調圧力という言葉もあるくらいです。

 

この「同調」を心理学的な観点で解き明かすのがこの記事になります。

 

過去に同じ同調をテーマにした記事がありますが、今回はさらに深掘った内容です。

 

前回は同調の大まかな仕組みを解説しましたので、興味のある人は読んでみてください。

 

 

今回は同調が起こりやすい状況を紹介し、起因される2つについてご紹介します。

 

これを知ることで、身近に起こっている賛成がどのような同調なのかを知ることができて非常におもしろいです。

 

めんどうは嫌なので、それを分かった上で同調しておくのは気が楽ですよね。

 

ぜひこのテクニックを知って人生をイージーモードにしていきましょう!

 

▼この記事の参考になる人

・会社や学校で同調圧力にウンザリしている人

・なぜ同調が起こるのか知りたい人

・心理学に興味のある人

 

知らないで同調するよりも、知っていてあえて同調する方がストレスフリーです。

 

ぜひ楽しんでいってください!

 

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同調のポイントは、「結びつき」と「頼るもの」

同調が起こりやすい状況は大きく分けて2つのポイントから読み取れます。

 

1つは結びつきです。

 

これは集団と個人の結びつきの強さのことで、メンバー同士の結びつきの強い集団のことを集団擬集性が高いと言います。

 

この集団擬集性が高い方がグループの結束を乱したくないという心理が働きやすく、結果として同調も起こりやすくなります。

 

一方で、同調は「情報的影響」と「規範的影響」があるという考え方もあります。

 

情報的影響は他社の評価や判断を有効だと考えて自分の考えに取り入れるもので、ネットのレビューや評価を参考にするパターンがこの同調にあたります。

 

規範的影響は、「他の人から嫌われたくない」、「集団の輪を乱したくない」という心理から同調に走る傾向のことです。これは先程の集団擬集性に近い考え方と言えそうです。

 

この集団擬集性と、情報的影響と規範的影響をイメージで表すと以下になります。

 

集団擬集性のイメージ

 

これは我々の生活の中で多く見受けられる光景ですよね。

 

心理学的に見るとこれらのことは集団擬集性という人の傾向として説明ができるのです。

 

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同調をどう考えるか?

同調はあまりポジティブな意味合いで扱われないのが現代だと考えます。

 

どちらかというと主体性のある人の方が望ましいとされる考えが多いからです。

 

つまり受け身がよろしくなく、その受け身な考え方が同調だと捉えられているのですね。

 

ですが、ここで少し視点を変えて考えたいと思います。

 

例えば学校の進路や転職でキャリアを考える時など、自分の大切なことを考える上では人は同調という手段は使わないでしょう。

 

自分で調べて、自分で考えて最適な回答を見つけようとします。

 

このような大切に考えるのと、今日のお昼ご飯を決めるのとでは重要性は当然違います。

 

ですので、同調はあくまで日常生活の中で周囲と上手く付き合うために使い、自分にとって大切なことは主体性をもって行動するバランス感覚が大切と言えます。

 

自分の行動をこういう風に整理するとだいぶ生きやすくなりそうです。

 

社会性というのはこのバランス感覚のことを指すのかもしれませんね。

 

なので同調することが何でもネガティブかというと、それは違うと言えそうです。

 

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さいごに

心理学の観点で同調に向き合ってみました。

 

日頃から周囲に流されていると自分をネガティブに捉えている人がいたら、自分の選択をこのように整理してみるのも手かもしれません。

 

自分の軸はきっとどこかにあるはずです。

 

また、今回深掘ったこの同調は下記に紹介する心理学の本を参考にしています。

 

今回の同調に対する分析以外にも読んですぐ使える心理学のテクニックがたくさん記載されているので、心理学に興味があるよ!心理学にちょっとだけ触れてみたい!そんな方はぜひ参考にしてみてください。

 

僕はこの本を使って日常生活がとても豊かになりました。

 

同調のように分かってて同調していると生きていて気が楽なものです^^

 

それでは。

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