【心理学で冷静な判断を】フォールス・コンセンサス効果で自己正当化を知る

心理学

いつも同じ失敗を繰り返してしまう。毎回同じパターンのミスを犯す。このような経験はありませんでしょうか?

 

同時にこの失敗の原因は何でしょうか?

 

おそらく再発防止ができていない。という一言に尽きると思います。

 

ではなぜ再発防止ができていないのか?必要と分かっているにも関わらず、対策ができていない。もしく再発防止策は考えていたのにその対策が実行されなくて同じ失敗をしてしまった。

 

このような負の連鎖を止めるヒントになりそうなものがあります。

 

それは心理学のフォールス・コンセンサス効果というものです。

 

▼この記事が参考になる人
・同じ失敗を繰り返してしまう人
・自己正当化の仕組みを知りたい人
・心理学に興味のある人

 

ぜひ楽しんでいってください!

 

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フォールス・コンセンサス効果とは

フォールス・コンセンサス効果とは簡単に言うと、自分は普通です。という感覚です。

 

自分のことを常識的な一般人と考えることを言います。

 

これには様々な要因が絡んで結果的にそのような考えに人が至るのですが、他人も自分と同じ立場に立ったら自分と同じ判断を普通するでしょ。という思考を指します。

 

もしそれが結果的に失敗したり間違ったと後から分かった場合でも、人はその時の自分の判断は常識的にみて妥当だという風に自己正当化するのです。

 

図で示すと以下のイメージです。

 

フォールス・コンセンサス効果

 

つまり、人は無意識的に自分の考えは一般的な妥当性があると考えているところがあります。

 

これを説明したのが、フォールス・コンセンサス効果というものです。

 

これについては愚痴を言う人とその愚痴を聞いてあげる人の構図をイメージしてもらうと分かりやすいかもしれません。

 

愚痴を言う人は他人の行いや振る舞いに不満をもっていて、それは普通おかしいでしょという愚痴を人に聞いてもらいたい、あるいは共感してもらいたいという考えからそれに至っているわけです。

 

フォールス・コンセンサス効果はなかなかイメージしずらいかもしれませんが、実は我々の身近なところに存在しています。

 

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フォールス・コンセンサス効果で同じ失敗をする理由を考えてみる

冒頭で紹介した同じ失敗をする理由を、フォールス・コンセンサス効果で考えてみたいと思います。

 

フォールス・コンセンサス効果は、人が無意識的に自分の判断が一般的で妥当なものだったと自己正当化してしまう心理的事象だと説明しました。

 

そして同じ失敗をしてしまう時は、その過程の中で必ず同じ失敗をするかしないかの分岐点が存在します。

 

その分岐点に立った時、もしくは後に、その自分の判断を妥当性のあるものだと考えてしまうことで同じ失敗の選択が採用され、結果的に再発防止策が機能しないという結末を迎えるのです。

 

もちろん同じ失敗を繰り返すのは他にも理由はたくさんあるかと思います。

 

しかしながらフォールス・コンセンサス効果の心理作用を通して考えるならば、再発防止策はかなり慎重にかつ強い意志をもって取り組む必要があると考えられそうです。

 

人の無意識的な判断を変えようとするのであれば、再び失敗が繰り返される分岐点に立った時に100%発動できる再発防止策があれば良いのですがこれは中々難しいと考えます。

 

であれば、最初から失敗の分岐点に立たないように別のルートで取り組むために日常の習慣部分を変えていくことが再発防止策としては適切だと言えそうです。

 

問題となる失敗の分岐点に立たないのであればその失敗を繰り返す可能性はほぼゼロになります。

 

フォールス・コンセンサス効果を理解できれば、我々は余計なめんどうを克服できるようになりそうですね。

 

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さいごに

今回のフォールス・コンセンサス効果はなかなかイメージしずらかったかもしれません。

 

しかし心理学を通して考えてみると、我々のかなり身近なところにヒントが隠れていることが分かります。

 

心理学はこのように日常を少し変えるだけで我々が豊かに生活できるアイデアを教えてくれるので非常におもしろいです。

 

この記事を執筆するにあたって、以下で紹介する本を参考にしました。

 

どちらも日常で使える心理学のテクニックがたくさん紹介されているのでぜひ参考にしてみてください。

 

それでは。

 

 

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