自分と向き合うというのは言うのは簡単ですが、実際に行うにはどうしたらいいのかイメージが湧かないと思います。
これは僕自身がそうでしたが、きっと他の多くの人も同様だと思います。
自分と向き合って、自分が本当にやりたいことを見つけたい!
これが実現できたら自分の幸せに向かって大きな一歩を踏み出せると思いませんか?
僕自身、どうすれば自分と向き合えるのかを模索して、試行錯誤して数年が経っています。
そして具体的な答えは得られていないです。
ですがそんな中、その答えに大きなヒントを与えてくれる本に出会いました。
それは、『年収90万円で東京ハッピーライフ』という本です。
YouTubeの要約で取り上げられていて有名な本でしたが、要約するだけではもったいないです。
そこで今回は、僕が自分との向き合い方に気づきを得たこの本を、「自分と向き合うためのヒント」としてご紹介してきます。
▼この記事が参考になる人
・自分の向き合い方を知りたい人
・自分と向き合って人生を変えた人を知りたい
・自分の本当にやりたいことを見つけたい人
ぜひ参考にしてみてください!
自分と向き合い続けた結果、年収90万円で幸せだった
この『年収90万円で東京ハッピーライフ』と言う本の結論はこれになります。
誰しもが、今よりももう少しでも収入が多ければ生活が良くなるのに。そのように思っている人は多いと思います。
年収90万円で幸せなんて変人だと思う人もいるでしょう。
しかしこの本の著者である大原扁理氏は実際に年収90万円の生活を満喫していて幸せだと言い切ります。
なぜこの形で幸せだといえるのか?なぜこの形に行き着いたのか?本の中では丁寧に大原扁理氏のここに至るまでの遍歴が語られています。
このストーリーを読めば年収90万円というのも納得できるのでおもしろいです。
そして形はどうあれ、お金を出発点とした幸せなのではなく、自分にとって負担のない楽な生活を追求したら今の形になったということが話されています。
つまり、生きている中で自分が楽しかった事や嫌だった事、それら一つ一つと真剣に向き合って、楽しかったことを整理して、嫌だったことは今後避けるようにして自分の生活が楽になるように調整を続けた結果がこの『年収90万円で東京ハッピーライフ』ということなのです。
言い換えると、初めから低所得者で幸せを探そうということではなく、自分の幸せを追求していったらお金はそれほど重要じゃなかったと言えるでしょう。
もちろん、この生活をそのまま受け入れられる人はいないと考えています。しかしながら、著者の大原扁理氏のように「自分と向き合い続けること」という本書の本質は我々が参考にすべきヒントがたくさん詰まっていると考えています。
自分と向き合い続けるためのヒント
それでは、自分と向き合い続けるためのヒントが本書からどのように得られるのかをみていきましょう。
ここで得たヒントを使って、自分に向けて使ってみることが大切です。
人間関係は持たない主義
人の人生の幸福度を決める重要な要素に「人間関係」があります。
人間関係が充実していれば我々の人生の幸福度は高まるという研究結果が出ているのです。
そうなると気の良い仲間に囲まれた人生が幸福度が高そうに思えますが、著者はこのようには考えていません。
むしろ積極的に人間関係を断ち切っています。
週に2日しか働かないので職場の人間関係は大前提希薄で、知人友人の遊びの誘いなどは色々理由をつけて断り続けているそうです。
なぜこのように著者が至ったのかは本書の中の説明に譲りますが、自分にとって優先順位の高いのは人間関係を良くするために積極的に努力することより、1人の時間を有意義に過ごすことの方が幸せだと感じたからだそうです。
つまり、現在に至るまでの自身の人間関係に対する価値観に向き合った時に、それほど重要じゃないという結論に達したのです。
この方の場合はこのような結論ですが、ここでお伝えしたいのは、人間関係はゼロか100というお話ではなく自分にとって最適なバランスを見つけましょうというものです。
会社の人間関係は持たないようにしてプライベートを充実させる考え方もあれば、会社の人間関係は特定の人だけに絞って、プライベートもそこそこの少数精鋭にとどめておこう。というものでも、自分自身が快適であればOKなのです。
この、自分にとって人間関係が快適に過ごせる線引きを正直に考えることが大事なのです。
お金をかけなくても楽しめる
ぱっと思いつく遊びはだいたいにおいてお金がかかります。レジャーだからです。
ですが著者は楽しみのためにお金をかけないことをルールとしています。
著者の場合は読書(図書館)と散歩が趣味ということを話されています。
これはお金がないから楽しみようがない、ということではなく、著者が言っているのは日常生活の中でちょっとした変化などの気づきを得ることが「おもしろい」ということを話しています。
例えば散歩一つ取っても、近所に草木の変化や春先の日光浴の気持ちよさなどを体感することで、心地良い充実感を得られると言っています。
わざわざお金をかけて際限なく刺激を追い求めるよりも、身近なところで充実できた方がいいのは考えるまでもないでしょう。
本当に小さくて分かりづらい自分にとってのおもしろさを見つけることができたら、わざわざお金をかける必要もないと言えそうです。
自分にとって楽なものを追求し続ける
この姿勢が大事です。
お金がたくさんあれば楽ができると考えるのであれば、そうなるように試しに行動をおこしてみればいいと思います。
おそらく現実的ではないことを痛感して早々にあきらめることになるでしょう。
著者は自分にとって人間関係が負担だと感じたので必要最低限に絞り、自分にとっておもしろいものも快適という観点から厳選しています。
その結果、年収90万円でも幸せを実感できる生活を築くことができたのです。
人はどこかで承認欲求を満たそうとして、自分の本意ではないもののために時間や努力、お金を払っています。
ですが著者はこのようなものに真正面から向き合って整理し、自分の奥深いところで快適になれるものを見つけては積み上げています。
これは色々なものが溢れている現代ではかなり必要な考え方だと言えそうです。
自分と向き合った結果を得るには?
自分について考え続けることが結果を得ることに繋がります。
今日1日を過ごしてみて自分がどう感じたか?
嬉しかったら何が嬉しかったのか?なぜ嬉しかったのか?
嫌だったらなぜ嫌なのか?どこが嫌だったのか?どうすれば嫌じゃなくなるのか?
これら1つ1つに真正面から向き合い続けて、自分自身の心の快適さを理解することが重要です。
この本からは、著者がその積み上げてきたものが裏側にあることを感じます。
ですので自分との向き合い方を知りたい、向き合って結果を得たいと考えている人がいたら、毎日日記をつけるように自分がその時どう感じたのか?心の声に耳を傾け続けることが重要です。
頭に浮かんだ考えではなく、わがままOKで本音を引き出す訓練です。
さいごに
今回は『年収90万円で東京ハッピーライフ』を紹介しました。
記事の通りこの本からは自分と向き合うことのヒントを得ることができます。
YouTubeで本の要約を見るのもありですが、本の中で書かれている内容をしっかり読み取ることができるのは実際の読書だけです。
ぜひ読書を通じて自分の人生をよりよくしてみてはいかがでしょうか。
それでは。
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