【スッキリ解説】プロ野球の順位の決め方はセ・パで違かった!ゲーム差まで丸分かり!

コラム

最近プロ野球観戦にハマってきた。ハマる程じゃないけど気になる。そんな方に向けてこの記事を書いています。

僕自身、最近プロ野球にハマり始めて、これまで知ってるようで知らなかった順位決めや、「ゲーム差」などの言葉の意味をあらためて調べました。

そこでこの記事では、僕のようにプロ野球が最近気になる!という方に向けて順位決めやゲーム差などのランキングに関わる用語や計算方法を解説していきます。

この記事を読めば、次にプロ野球観戦する試合がどのような意味を持っているのかが分かりより楽しみになります!

▼最初から結論
セ・リーグの順位決め
→以下の順に決めていきます

①勝率

②勝利数

③当該球団間の対戦勝率

④リーグ内対戦成績(各球団125試合)の勝率

⑤前年順位―
 

パ・リーグの順位決め
→以下の順に決めていきます
①勝率
②当該球団間の対戦勝率
③リーグ内対戦成績の勝率
④前年順位―

 

ゲーム差
順位下位のチームが1位のチームと同じ順位になるためには、直接対決で何試合勝てばいいのかを表す指数

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順位の決め方_実はセ・パで違う?

実はセ・リーグと、パ・リーグで順位の決め方は違うのです。

ただ違うとはいっても、現在は両リーグとも近い基準になっています。ぜんぜん違うというよりも「ちょっと違う」という感じです。

ここではそれぞれ具体的にどのように違うのかを見てきます。

また、セ・リーグの順位決めは2022年に更新されており、よりパ・リーグに近づく形で決められた経緯が背景としてあります。

セ・リーグの順位の決め方は勝利数も見ている

順位を決める上の優先順位は以下のとおりです。

セ・リーグの順位決め

①勝率

②勝利数

③当該球団間の対戦勝率

④リーグ内対戦成績(各球団125試合)の勝率

⑤前年順位―

まずは各球団の勝率を並べ、高い順に順位を決めていきます。

もし勝率が同じ球団がいた場合は、次に勝利数をみて順位を決めます。

さらに勝利数も同じだった場合は、その球団同士の対戦勝率を見ます。

さらに対戦勝率も同じだったら、、、

このような具合に順位を決めていきます。

基本的には勝率で決まることが多いようですが、ペナントレース序盤で試合数が少ない時などは活用される機会が多そうです。

パ・リーグの順位の項目は全部で4つ

パ・リーグの順位の決定方法は以下の通りです。

パ・リーグの順位決め

①勝率

②当該球団間の対戦勝率

③リーグ内対戦成績の勝率

④前年順位―

セ・リーグと比べると1項目パ・リーグの方が少なく、②勝利数が含まれていません。

ただ項目は違いますが、順位を決めるための優先順位の考え方は変わりません。

仮にセ・パともに①の勝率で順位が決められれば双方同じ条件で順位が決められている形になります。

リーグは異なりますが条件はほぼ一緒と考えてOKです。

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プロ野球は「優勝」が何種類か存在する

これは知らない人からすると以外かもしれません。

シーズンを通して一番成績が良かったチームが、セ・パで試合をして優勝を決めるんじゃないの?という風に考えていた方が多いかもしれません。

これは1つの正解です。

しかし以下の通りプロ野球は分類することができまして、その中で優勝の考え方がいくつかあります。

▼プロ野球を年間スケジュールで見る

2月〜3月:オープン戦(ペナントレース開幕前の調整試合)

3月〜10月:ペナントレース(交流戦を含む145試合規模のメインの戦い)

5月〜6月:交流戦(ペナントレースの一部、他リーグと対戦)

10月:クライマックスシリーズ(ペナントレースの上位3チームで対戦)

10月 or 11月:日本シリーズ(クライマックスシリーズを勝ち抜いた両リーグの代表1チームが対戦)

分類すると、ペナントレース、交流戦、クライマックスシリーズ、日本シリーズ、それぞれで上位チームが優勝を手にします。

最終的に日本一を目指すのであれば、日本シリーズが最終ゴールになるという形です。

では、プロ野球の順位決めや年間スケジュールが分かったところで、ニュースなどで耳にする

「ゲーム差」を解説していきます。

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「ゲーム差」はトップチームに何回勝てば並ぶか。の指標

ゲーム差はペナントレースで登場する数字です。

これはトップのチームに並ぶには、トップチームに何回勝てば自チームが並ぶのか?という考え方の数字になります。

反対にトップチームが他チームとどれくらい差をつけているのかを見ることのできる指標です。

このゲーム差は以下のように計算されます。

▼ゲーム差の計算方法

(上位チーム貯金数ー下位チーム貯金数)÷2

実際に計算すると何てことのない算出方法なのですが、ここで「貯金数」という聞き慣れない言葉が出てきました。この貯金数を解説します。

貯金数は勝ち数と負け数の差

どれだけ勝ち越しているかの数字が貯金数です。

例えば巨人が現在40勝30敗の場合は貯金数10です。ちなみに引き分けの試合数が含まれないことがポイントです。

ゲーム差を試しに計算して実感してみる

先程の巨人の成績を参考に仮に下位阪神を設定して考えてみます。

すると以下のようにゲーム差を算出できます。

▼ゲーム差を算出してみる

巨人:40勝30敗 貯金数10

阪神:37勝33敗 貯金数4

(10ー4)÷2 = 3

意外とシンプルと感じたのではないでしょうか。

これで首位巨人に阪神が並ぶためには、巨人との直接対決であと3勝上げる必要がる。ということが分かり、首位を目指す阪神の立ち位置が見えてきます。

ゲーム差は順位には関係ない

ここまで計算して気づいた方もいるかもしれませんが、ゲーム差自体は順位を決めるにあたっては無関係です。あくまでそのチームが首位を目指すにあたって必要な勝利数、もしくは首位のチームがどれくらい余裕を持てている状況なのかなど「現在地」を知るに有効な指標になります。

もしプロ野球観戦に行くときには、応援しているチームのゲーム差を事前にチェックしておいて、観戦する試合がチームにとってどのような位置づけのものなのかを知ってから行くとひと味違った楽しみ方ができるかもしれません。

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Pctはパーセンテージ、勝率のこと

順位表をながめているとPctと記載がありますがこれは勝率のことです。

上述の順位を決める上でみる勝率を意味しています。このPctの計算方法は以下になります。

▼Pctの計算方法

Pct(勝率)=勝利数÷(勝利数+負け数)

ポイントは引き分けの試合数が含まれないことです。

そしてこのPctをもとに順位は考えられます。ちなみにペナントレースで上位3チームまで入ればクライマックスシリーズに進出できるので、3位チームと4位チームの順位争いを見るのもペナントレースの注目ポイントと言えます。

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さいごに

今回は僕のようなプロ野球観戦の初心者向けに「順位」の切り口で紹介しました。

テレビなどで当たり前のように使われているので、知らないのは自分だけと思ってしまうかもしれませんが、意外と知らない人も多いのでこれを機会にぜひ活用してみてください。

そして次の観戦する試合とチームの現在の位置づけを知って、より一層楽しみを増していきましょう。

それでは。

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