【心理学で自分を知る】文化的自己観で価値観を知ろう

心理学

価値観は人それぞれとは言います。一人一人を話していると同じ人間はやはりいないと感じてしまいますが、不思議なことに不特定多数の人が集まったりそのような見方をすると、人は大きく分けることができます。

例えば血液型で人の性格を知ろうとするのは典型的なものでしょう。

A型は几帳面、B型は自己中心的、O型はめんどくさがり、AB型は天才肌。

残念ながら血液型は科学的に解明されていません。ただ、人々を経験的に納得させるだけ十分な傾向はあるようです。

今回は、心理学的に解明されているこのようなグループ分けを利用して自分の価値観や周囲の人の価値観を知り、日々の生活に役立てていこうというものです。

キーワードは文化的自己観です。

▼この記事が参考になる人
・自分の価値観を知りたい人
・周囲の人の価値観を知りたい人
・心理学に興味のある人

ぜひ楽しんでいってください!

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文化的自己観とは何か?

文化的自己観は大きく2つに分けることができます。相互独立的自己観と相互協調的自己観です。

相互独立的自己観は、自分や人はまわりと区別されて独立したものであるという考え方。

相互協調的自己観は、自分や人はまわりと関係性があって初めて存在するという考え方です。

図で示すと以下のイメージになります。

文化的自己観のイメージ

相互独立的自己観は欧米人に多くみられる考え方。相互協調的自己感は東洋人に多くみられる考え方と言えます。

当然ながら、外国人だから必ず相互独立的自己観の考え方の人とは言い切れません。逆も然りです。

もちろん日本人の多くの人が相互協調的自己観の考え方を持っていることは事実と言えるでしょう。しかしそれを鵜呑みにして目の前の人や周囲の人を判断してしまうと、コミュニケーションは必ずしもスムーズとは言えません。

そのような意味でも文化的自己観を理解できたところで、これをどのように我々の生活の中で活かせるのか考えていきましょう

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文化的自己観で自分や人の価値観を知り対応していく

この記事を読んでくれているあなたの文化的自己観はどうでしょうか?日本人だから相互協調的自己観で納得できるでしょうか?

もしかしたら、得意なスポーツは相互独立的自己観の傾向が強くて、会社だと相互協調的自己観を大切にしたりと使い分けているかもしれませんね。

実はこの使い分けを知ることが大切です。

人によっては家庭は相互協調的自己観を大切にして、会社は相互独立的自己観のスタイルで働いている人もいるでしょう。

そして、同じ職場の隣の人はどうでしょうか?どちらの文化的自己感で働いているように見えるでしょう?

もし相互独立的自己観のスタイルが強そうな同僚がいたとして、その人に対して周囲の人との関係性を重んじるように勧めるのは効果的でしょうか?

おそらくあまり良いパフォーマンスは上げられない可能性は高そうです。

ですので、周囲の人の価値観を知る意味で、隣の人がどんな文化的自己観の持ち主なのかを考えることは大切かもしれません。

相互独立的自己観の人に、手取り足取り人に教えることを期待してもちょっと結果的に物足りないかもしれません。

しかし、文化的自己観を考えておけば、その人は要領良く人に教えることができて本来のパフォーマンスを発揮できるかもしれません。

このように人の価値観を知るヒントの1つとして文化的自己観は使えるテクニックです。

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さいごに

今回は文化的自己観をヒントに心理学のテクニックをご紹介してきました。

欧米的な考え方、東洋人的な考え方とかつては考えられてましたが、現代はそのような分け方はちょっと勘違いを引き起こしそうですね。

それくらい海外旅行や国外の人との関係は身近なものになってきています。

ですので、文化的自己観は目の前の人や隣の人を見るために使うのが健全そうです。

今回は下記で紹介する2冊の本を参考に執筆しました。

文化的自己観以外にも使える心理学のテクニックがたくさん紹介されているのでぜひ参考にしてみてくださいね。

それでは。

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