【心理学でつかむ】自己奉仕的バイアスで都合を見抜く

心理学

小さい頃に、「人のせいにするな」と注意を受けたことはありませんか?

 

今思えばそりゃそうだと思うこともあるでしょう。

 

しかし大人になってからでも人のせいにする人が多いことに驚いたことはありませんか?

 

もちろん、仕事や立場上の責任という観点から考えて相手に落ち度があることを指摘をするのとは違います。

 

いい大人がそんな子供っぽいことを言うの?このようなケースです。

 

ですので今回は、このような人のせいにすることを心理学的に見ていこうと思います。

 

キーワードは、自己奉仕的バイアスです。

 

▼この記事が参考になる人
・人のせいにする人に腹を立てている人
・なぜ人のせいにする心理が働くのかを知りたい人
・心理学に興味のある人

  

ぜひ楽しんでいってください!

 

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自己奉仕的バイアスとは何か?

人のせいにするな。とはよく言われていますが、なぜ人のせいにしてしまうのでしょうか?

 

責任や失敗して怒られることの対象を自分でなくて他人にしたい、このように考えることが根拠として思いつきます。

 

しかし大人になってこの姿勢でいるのは良くないです。

 

ただ大人になって人のせいにする人がいるのも事実。良くないと分かっていても人のせいにするのにはある心理的傾向が働いているのです。

 

それは自分自身の行動の原因を考える上で、成功した場合は自身の性格だったり内的なものを要因として考え、失敗した場合はその時の環境のように外的なものを要因として考える心理的傾向が人に働くからです。

 

そのため、物事が失敗した場合に要因を外的なものだと主張する結果になってしまいます。

 

これを自己奉仕的バイアスと呼び、図で示すと以下のイメージです。

 

自己奉仕的バイアスのイメージ

 

つまり、人のせいにすることは人の心理的傾向として自然発生するものだということです。

 

これを理性をもって対処するかどうかはその人のパーソナリティにかかってきます。

 

言い方しだいですが、ここではいい大人が子供のように人のせいにしてしまうのは、そういうパーソナリティであるということになるでしょう。

 

自己奉仕的バイアスの存在を知ることで、人が原因に対する考え方を知ることができました。

 

ここから先は、自己奉仕的バイアスをヒントにしてどのように我々が豊かになれるかを考えていきます。

 

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原因を体系的に考えてみよう

自己奉仕的バイアスで知り得たことは、人はその原因を内的要因と外的要因に分けて考えるということでした。

 

心理的傾向から何も考えないでいると、人のせいにするような偏った解釈になってしまいます。

 

一方で、この考え方を利用して要因を内的要因と外的要因に分けて考えることで、我々の次の取り組みに向けて考えるべき課題が見えてきそうです。

 

つまり失敗を内的要因と外的要因の2つに分けて整理するということです。

 

感情的には外的要因にしてしまいたいところですが、それでは後々同じ失敗を繰り返す可能性が高くなります。

 

次回で成功させるためにも、分析を心がけることが大切です。

 

例えば売り上げが落ちたラーメン屋さんなら、外的要因で近隣にライバルのラーメン屋が新しく開業したことが考えられます。

 

一方で内的要因は、店主が新人にお客さんの前で怒鳴りつけることが多く、お客さんが気分を害してリピーターが減った。ということが考えられるかもしれません。

 

このように、つい人のせいにしてしまいたくなるようなことでも自己奉仕的バイアスをヒントにすることで我々の生活を今より良くすることができそうです。

 

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さいごに

今回は自己奉仕的バイアスをご紹介しました。

 

このバイアスだけのご紹介ですと、我々の生活のヒントにはならなそうですが、成り立ちを理解することで上手く利用することができます

 

心理学はこのように日常をちょっと変えるだけで我々の生活をより良くしてくれます。

 

今回の自己奉仕的バイアスの記事は以下で紹介する本を参考に執筆しました。

 

他にも我々の日常で使える心理学のテクニックがたくさん紹介されているのでぜひ参考にしてみてください。

 

それでは。

 

 

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