【心理学で解明された】血液型と性格の真実【なぜ当てはまる?】

フリーランス

「〇〇って何型?」

こんな質問をされたことはないでしょうか?

血液型と性格の関係性をネタにした話題は昔から根強いです。

分かりやすく当てはまるので、ちょっとした占いよりも信じてしまいがち。

しまいには「O型に近いA型」とか「B型に近いA型」とか言い出す人もいて、こちらも何かしら血液型について話題の引き出しを用意しといたほうかいいのかな?という気になってしまいます。

しかしながら血液型と性格に相関性はない。という研究結果は事実として出ています。

そしてこの事実が世の中に浸透しているにもかかわらず、この血液型と性格の話は鉄板ネタとして定着してしまっているのはなぜなのでしょうか?

人はそれだけ血液型と性格の診断が好きなのでしょうか。

実はこれは原因を心理学で説明することができます

医学的に解明されている事実が無視されて人々の中で根強く信頼されているこの血液型と性格の関係性は、ある心理現象がもたらしているのです。

そこで今回は、世の中で言われている血液型と性格の関係性を整理した上で、どのような心理現象が働いているかを解説します。

そしてその心理現象を利用して我々の生活を豊かにするテクニックを紹介すると共に、自分の性格を変えるために知っておきたいポイントまで説明していきます。

▼この記事が参考になる人
・血液型と性格の真実を知りたい人
・心理学に興味のある人
・自分を変えたい人

ぜひ楽しんでいってください!

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血液型と性格の関係性で言われていること

血液型と性格は関係性がある。このように考えている人が多いわけですが、一般に言われていることを一言でまとめるとこんな具合でしょう。

・A型は几帳面
・B型は自己中心的
・O型は大雑把
・AB型は天才肌

どれも言われて嬉しくないことばかりですが、しょせん巷の話題なんてこんなものでしょう。

また、これらについて言われる側も自覚があるので血液型と性格の関係性の話も否定しずらいです。

さらには性格の話題を出すことで、人の相性にまで言及されているのだからおもしろいものです。

例えばA型とB型はウマが合わない。や、O型とO型は合わない。などなど。

いずれにせよポジティブには語られないところがポイントと言えるかもしれません。

ポジティブではないことは人の印象に残りやすいため、血液型で性格を指摘された側もどこか思い当たるところがある。このような話になってしまいます。

ですが、後にお話しするこの血液型と性格の関連性における心理現象も、実はこの「ポジティブではない」ということが1つのキーポイントになってきます。

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血液型と性格の話はいつから登場したのか?

血液型と性格が関係がある。というお話しは、1927年に心理学者の古川竹二氏が「血液型と気質の研究」という論文を発表したことがきっかけです。

これ以降、血液型と性格の話題が世間で盛り上がっていきます。さらにそれに釣られるように占いも流行になっていったのでおもしろい限りです。

また、この血液型と性格の関係性が話題になるのは世界的にみても日本だけです。

一方で、この古川竹二氏がなぜ血液型と性格の相関を考えるようになったきっかけは非常に興味深いのでみてみましょう。

その後、東京女子高等師範学校(現 ・お茶の 水女子 大学)付属高等女学校の教諭となり入試の責任者であった。東京女高師は女子にとっての文字通りの最高学府の1つであり、付属校への入試も激烈を極めていた。簡単に言えば古川は、入試が知的側面の選抜のみであることに違和感をもち、性格の側面についても考慮にいれ るべきだと考えていた。面接試験において、明るいハキハキした子が有利であるということを問題にしていたのであり、古川は入試で使えるくらい客観的な性格測定をしようと考え、その基礎を血液型に求めたと言える。

古川竹二:血液型気質相関説の光と影 https://www.jstage.jst.go.jp/article/amjspp/17/0/17_18/_pdf/-char/ja

当時は当然PCもネットも無かった時代で、論理的な処理は人の手で全て行われていた時代。

入試でより使える判断基準を欲した古川竹二氏は血液型と性格という分類法を考案したという背景のようです。

しかしながら彼の学説は熱心なファンを作るのと同時に早々に否定される形にもなりました。

彼の学説に対しては、少なく見積もっ ても300以上の論文が追試を行った。その範囲は教育のみなず、医学、産業、軍事などにも及んだ。古川学説の信奉者も存在したが、多くの研究を総合的に見れば、結果がバラバラであった。1933(昭和8)年ぐらいを境にして、古川学説の研究は学問的には否定された と言える。

古川竹二:血液型気質相関説の光と影 https://www.jstage.jst.go.jp/article/amjspp/17/0/17_18/_pdf/-char/ja

血液型と性格に相関性がない。というのは現時点の結論であることは間違いないです。

しかしながら、血液型と性格の相関性を完全に否定しているわけではありません。

もしかしたら医学の研究における科学が進んで、そこに相関性があったことが将来証明される可能性もあります。

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血液型と性格の起源は紀元前から?

血液型と性格の関係性を調べているとネット上でよく見かけるのが「A型は紀元前1万5千年ころに農耕や牧畜がはじまった時に誕生し」などと語られている記事です。

考えるにこの民族的な特徴と性格と結びつけるのはおかしいです。

まずは前述の通り血液型と性格の関係性はみられないというのが現時点で分かっています。

さらに、民族性を言うのであれば農耕文化の民族の全員が農耕だけで生活していたわけではありません。

地域によって農耕と狩猟、牧畜などのバランスがあったはずです。それを一概に「A型は、、、」という形で分類してしまうのはおかしな話です。

もし民族性で性格を考えるのであれば、血液型による免疫力の違いの観点があります。

実は血液型と性格の関係性があると主張する研究者の中に、免疫力による影響を話している人がいます。

東京医科歯科大学医学部名誉教授・藤田紘一郎さんの著書「血液型の科学」では、血液型と性格は関係があると記されているのです。

詳細は本書に譲りますが、血液型によってかかりやすい病気やかかりにく病気があります。その免疫力の違いが性格に現れているというのです。

おそらくこれは仮説ではありますが、なかなか興味深いです。

身の回りにいる、風邪ひとつひかない人と、体調を崩しやすい人をそれぞれ集めて性格を見てみると意外と共通点があるかもしれません。

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血液型と性格の関係性、結論は心理現象

それではこの記事のタイトルになっている、血液型と性格の関係性の真実をお伝えします。

冒頭からお伝えしている通り、血液型と性格の関係性は心理現象です。

その心理現象は「バーナム効果」と言います。

このバーナム効果を説明するにあたって、まずはこの記事を読んでくださっているあなたのことを僕は言い当てたいと思います。

▼この記事を読んで下さっているあなたはこんな人です

あなたは普段は快活ですが、内心では不安になることがあります。
あなたは人から認められたいと思っているにもかかわらず、自分を抑えて自分を批判することがあります。
あなたは自分で弱みを克服することができます。
あなたは生かしきれていない才能をまだ持っています。
あなたは自分の考えを持っているので、他人の意見をすぐに受け入れることはありません。
あなたの願望の中には非現実的なものもあります。

どうでしょうか?

少なくとも「全く違う」という感覚ではないと思います。

そして思い直してください、この記事を読んでくださっているのはあなた1人ではなく、不特定多数の人が読んでいます。

さらにその不特定多数の人たちが、あなたと同様にのことを上の文章を読んで少なくとも自分に当てはまると感じているのです。

これがバーナム効果です。

つまり「誰にでも当てはまることを自分にだけに当てはまると思ってしまうこと」これがバーナム効果という心理現象です。

では話を血液型と性格に戻しましょう。

すでに気づいていらっしゃると思いますが、性格を血液型分類するというのはまさにバーナム効果の心理効果が働いています。

例えばA型が几帳面と言われた時に、A型のあなたはきっと自分の生活の中で几帳面な場面を思い出すでしょう。そして実際には自己中心的だったり、大らかだったり、何かに夢中になれる才能があるにも関わらず、それらを無視してA型の性格が自分に当てはまると納得してしまうのです。

落ち着いて考えると何てことないですし、このように自分がすんなり受け入れているというのはむしろ疑わしく感じるかもしれません。

しかしこれで一定の支持を集めている分野があります。

それは占いです。

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占い_僕の体験談

僕は普段から占いに興味のない性格です。朝のニュース番組で登場する占いも見ません。

しかしながら数年前のお正月に学生時代の仲間達と旅行することになり、その帰りに横浜中華街に行ってみんなでその年の運勢を占ってもらおうということになりました。

僕自身もみんなで占ってもらったら楽しいだろうな、というエンターテイメントとして楽しんでました。

そこで占い師に実際に言われたことが実にバーナム効果を起こさせるものでしたので、以下に簡単にまとめます。

▼占い師に言われたこと
・普段からよく考えていらっしゃる
・何か新しいことを始めた。始めようとしている。何かの資格か?
・結婚が近い
・何か悩みを抱えている
・今やるべきことがある
・生活の中で嫌なことがある

補足すると、学生時代の仲間5人の男女。年始に占いに行った。生年月日を占い師に言い渡している(当時はみんな30歳前後)。

そして注目してほしいのは、上記は男女5人で行った占いでそれぞれが言われたことを集約しています。

バーナム効果を知った今であれば、これはむしろ読者自身にも当てはまると感じてしまうかもしれません。

1つずつ見ていきます。

「普段から考えている」というのは誰だってそうです。そのテーマや深さに言及されていない点に疑問を感じないのは、占いというシチュエーションの技でしょう。

次に「何か新しいことを始めた。始めようとしている。」というのは年始であれば誰だってぼんやり考えるものです。もっと言うと、普通の社会人がそれを言われて「目標なんてないです」と答える人はなかなかいないでしょう。

結婚が近いというのは生年月日を聞いて我々の間柄を事前に理解していれば誰だってイメージのつくことです。

そして悩みを抱えていたり、やるべきことあったり、日常生活で嫌なことがあるというのは、普通に生活をしていれば当たり前に起こることなのです。

僕は占い師の方を批判しているわけではないのですが、バーナム効果はこの「占い」というシチュエーションによって強化されているということに気づけた良いモデルだったのでここでご紹介しています。

気づいた方もいらっしゃると思いますが、実はこの時の占いはもともとの論点をズラされています。

最初は今年の運勢を占ってもらおうというのが占いに行く動機だったのですが、「占ってもらっている」という空間がそれを麻痺させて、単純な言い当てゲームに満足してしまっていたのです。

この占いで1人1000円、合計5000円を15分足らずで得られた占い師はうまい商売をしているなぁ。と感心させられます。

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バーナム効果を強化するもの

血液型と性格の関係性の真実についてバーナム効果を解説しました。

これによると、どうやら血液型と性格の関係性について勘違いをしていた。というのが結論になりそうです。

しかし冷静に考えると疑問に感じそうなものですが、なぜ多くの人にこれだけ根強く信じ込まれているのでしょうか?

これを解く鍵も実は心理学で解説できます。

つまりバーナム効果を強化するものもまた、心理現象なのです。

それは確証バイアスと呼ばれるものです。

確証バイアスとは、自分が信じたことに対してそれを裏付ける都合の良い情報ばかりを自分の中で集めて、反対に都合の悪い情報は無視してしまうというバイアス、偏見になります。

血液型と性格の関係性でみると明らかです。

例えばA型の人が「A型は几帳面」と言われた時に、確かに自分は小まめに人よりも掃除をするな。と思った途端に、「そういえば職場でも小まめにに連絡してくれて助かるよ」と言われたことがあるぞ。他にも、、、

という具合に「A型は几帳面」という話を裏付ける情報をどんどん集めてきます。そして自分の中にある、人に流されなずにやりきれる自己中心的だけど良い部分や、人に優しくできる大らかな部分、そしてピアノに夢中になれる才能など、その他の血液型の性格で特徴付けられそうな部分は都合の悪いものとして無視してしまうのです。

このようなことを人は反射的に想起して納得してしまいます。もう少し考えてみれば「あれ?」と考えつきそうなものには及ばないのです。

人はバーナム効果を起点に、確証バイアスでそれを強化して納得してしまう。そしてこの事実はかなり大勢の人に当てはまります。

そして血液型による性格分類は、それが事実ではないとしても人に信じられたままになってしまう。

冷静に考えると怖い話です。

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実はバーナム効果は我々でも使える_仕事、恋愛

ここまでバーナム効果の威力を解説してきました。もしかしたら自分も良いように思わされてコントロールされてるのかも。このように考えた人もいらっしゃるかもしれません。

しかしバーナム効果は占い師や企業や詐欺師だけのものではありません。我々だって使うことができます。

ポイントは、「全体に当てはまることを、個人に当てはまっている」と相手に感じ取ってもらえれば良いのです。それだけであなたは良い理解者となり、相手と有効な関係を結ぶことができます。

例えば仕事なら、営業マンが取引先企業に売り込みをかけたいとします。その場合は相手企業に「こんなことに困ってないですか?」「このような事が課題じゃありませんか?」という風に話を振ってみましょう。

その内容はその企業独自の悩みである必要はありません。お客さんがいる業界全般の課題感を切り口にしていいのです。

当然相手はその話を振られて嫌な思いはしないでしょう。相手によっては「この人分かってるな」と感じてくれるかもしれません。

そうなればしめたもので、その悩みや課題感の一助になる自社の製品を紹介するのは、何事もなく紹介するよりもずっと魅力的に見えることでしょう。

また、バーナム効果は恋愛にも使えます。

気になる人の気を引きたければ、その年代やポジションに特有の悩みやストレスの話を振ってみて、自分が聴き役に徹してみましょう。

相手は話せてスッキリしますし、話を振ってくれたあなたに対して好感を持つ事間違いなしです。

このように、バーナム効果は使い方によっては自分の武器にすることができます。

よくトークを上手くしなきゃとか、話術がという観点で勉強しようとする人がいますが、このバーナム効果を意識して話を切り出すだけで全然違うことはお分かり頂けるはずです。

ぜひ試してみてください。

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自分の性格に悩んでいる人へ

ここまで読んでくださった人はきっと自分の性格に興味が強い方なのかもしれません。

もしくは自信がなかったり、自分の性格を変えたいと考えてこの記事にたどりついたのかもしれません。

そのような方に向けてまず申し上げるのは、すでにご存知の通り血液型と性格には関係性がないという事実です。

もちろん現段階では、という点は外せませんがこれだけ科学的な研究が進んでいる現代で血液型と性格を結びつけるヒントも見つかっていないので、一つの結論として受け止めていいと思います。

そして個人性格を決定づけるのは、半分は遺伝、もう半分は自分の周囲の人間関係など外部環境によるものです。

つまり半分は遺伝なのですが、もう半分は自分で変えることができます。

ですのでもし自分の性格や人間関係に悩んでいる人がいたら、今の自分を否定したりネガティブに考えたりしてほしくないです。

事情は様々ですが、「ありがとう」と「ごめんなさい」が言えて、それを意識して行動を変えられれば問題ないはずです。

人間関係がしんどいけど、都合上関係を切ることもできない場合はせめて割り切るれるように自分と向き合いましょう。

バーナム効果と確証バイアスで見たように、自分は良くないヤツだと思うと脳は勝手にそれを強化してしまいます

それではいつまでたってもネガティブな状態から抜け出せないので、自分が今悪い方向にループしてしまっている状況をまずは認識するところから始めましょう。

僕自身、「もしかしたら今、変な思い込みをしてないか?」と考えることを習慣にしています。

本当に冷静なのか、周りに影響を受けすぎていないか?このように少しずつ自分と向き合う事で自分を大切にできます。

最初は全然できないかもしれませんが、少しずつ続けることで段々と精度が増してきます。

あきらめずにぜひやってみてください。

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さいごに

今回は血液型と性格の関係性の真実を切り口に、心理現象の存在や人が影響を受ける度合い、そして個人の性格の問題まで掘り下げてお話しました。

思えば何でもないことですが、日常の中で知らない間に自分が何かの影響を受けていると思うと油断できないですよね。

この記事ではバーナム効果と確証バイアスをご紹介させて頂きましたが、自分が必要以上に何かに好意をもっていたり、信じていることの根拠はなんだろう?とあらためて考え直してみると人生が変わるきっかけになるかもしれません。

それでは。

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