【続けるか?】格闘技をしていて頸椎椎間板ヘルニアになった場合

格闘技

この記事を書いている僕は現在35歳です。

30歳から総合格闘技を始めまして、アマチュア選手として試合に出ることを目標に日々練習を楽しんでいました。

その中で大なり小なり練習中にケガをすることがあり、ちょっとした打撲などの外傷なら詳しいレベルにまでなっていました。

ところがある時、妙に肩が痛かったり、腕に力が入らなかったり、指先が痺れたりと普段のケガとは違う症状が出始めたので病院にいくと「頸椎椎間板ヘルニア」と診断されました。

「頸椎椎間板ヘルニア」がどのようなケガなのかは他の専門的な解説をされているサイトに譲りますが、簡単に言うとケガが原因で神経を圧迫して、体を動かす機能に支障を与えるというものです。

僕はその中でも比較的軽い症状なので日常生活に支障が出るほどではありませんが、重度の場合は腕が思うように動かせず、手術を要するということもあります。

このようにヘルニアというのはケガの中でも重い部類に入りまして、僕は今後格闘技を続けるのかどうかを考えなければならなくなりました。

そこで今回は、もし僕のように格闘技が好きだけとヘルニアになってしまってあきらめようか迷っていたり、あきらめたくないという人の力になれればと思いこの記事を書きました。

ケガを乗り越えたいと思っている人の背中を1ミリでも押すことができたら幸いです。

ぜひ楽しんでいってください!

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格闘技は続けられます

何よりもお伝えしたいのはこの事実です。

僕は総合格闘技をやっていて頚椎の椎間板ヘルニアになりました。部位を簡単に言うと首のヘルニアです。

症状は肩の痛みと指先の痺れです。お医者さんに言わせると軽度なので症状は時期におさまるというものです。

僕としてはそれではれば治療に専念して回復したら練習に復帰する意向をお医者さんに伝えました。

しかし、医師としては格闘技は勧められない。とキッパリ言われました。

と、言いますのも、ヘルニアは完治というものがなく、症状は改善するのですがヘルニア自体が治るということはないためだそうです。

つまり、いつまた症状が起こっても不思議ではなく、悪化する可能性が高いということです。

僕のように軽度のものであっても、先々のことを考えると格闘技はやめた方がいい。というのがお医者さんの見解でした。

僕はかなりショックだったのですが、そのお医者さんは理解のある方で、総合格闘技のように絞技などで首を直接圧迫するようなことが前提となる競技は勧められないということでした。

端的に言うと総合格闘技やレスリングなどの絞技を有する格闘技はNGだけど、キックボクシングなどそれがないものであればOKということです。※もちろんハイキックをもらわないことが前提です。

僕としては目標だった総合格闘技ができないのは残念ですが、キックボクシングでも格闘技を続けられるのであればぜひ続けたいところ。

今後の取り組み方によってはキックボクシングもできなくなるかもしれませんが、その時は空手の「型」だけなど何かしら格闘技に触れることはできると考えています。

もちろん体を大切にすることが前提です。お医者さんと相談しながら自分のできる格闘技の道を探し続けることが大事だなと気付かされました。

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自分にとっての格闘技の本質に向き合える

僕は総合格闘技は5年くらいやっているのですが、15歳から30歳までテコンドーをずっとやっていました。

ですのでトータルで考えると格闘技歴は20年です。

そんな僕ですから、今回のヘルニアで簡単に格闘技をあきらめたくないという気持ちも強いです。

ですが現実的に考えて、格闘技との付き合い方を考え直さなければならないのも事実。このような壁に今回は精神的にぶつかりました。

そこで考えていたのは、僕にとって何が格闘技なのか。ということです。

試合に出ることや、強い相手に勝つ、良い体を目指すことなど格闘技をするモチベーションはたくさんありますが、僕にとって一番の格闘技をする理由は何か。これに真っ向から向き合いました。

つまり僕にとって格闘技とは?というちょっとありきたりなフレーズの問いかけです。

しかしこれに納得のいく答えが出せれば、その答えに向けた格闘技へのアプローチに集中できるので、これまで以上にケガのリスクを抑えられる可能性が高まります。

そして出た答えが、「自分のアクションで人を魅了すること」というものです。

もともと映画のアクションシーンに憧れて格闘技をはじめたので、この答えほど僕にしっくりくるものはありませんでした。

ですので、総合格闘技はもうできませんが、これからはキックボクシングの土俵でこの「自分のアクションで人を魅了すること」を追求していくことが次の目標になりました。

自分の本質と向き合うのはいつでもできそうなものですが、何かに追い詰められた時の方が明確に発見できるようです。

僕はヘルニアをきっかけに自分の格闘技の本質に向き合うことができましたが、まだまだこんなんじゃたりません。

ケガした分おつりが出たと感じるまで色々なことに向き合おうと考えています。

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辛い時期も受け止め方ひとつ

上述の通り、ケガをきっかけに自分にとっての格闘技の本質に向き合えました。

転んでもタダでは起き上がらない精神です。

つまり僕はヘルニアをチャンスに変えようと今必死です。

以前のような、気軽な格闘技の取り組み方はもうできませんが、ヘルニアをきっかけにケガや人体の仕組みをさらに勉強しています。

そしてケガに負けない体づくりや体の使い方、筋トレやフィジカル面も真剣に向き合うようになっています。

当然これまでと同じ感覚で格闘技に向き合っていたらヘルニアは悪化する一方です。

しかし取り組み方そのものを変えることで、僕の格闘技はこれからさらに進化します。

時間はかかりますが僕は今その進化にワクワクしています。

そして「自分のアクションで人を魅了すること」にさらに近づいていることが楽しいです。

僕は今ヘルニアというハンデを負っていますが、それが気にならないくらい強い体を手に入れて、再び試合に復帰します。

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さいごに

きっと何もしないまま過ごしていたら辛いだけの時期ですが、辛さも気にならないくらい忙しくできている今は充実しています。

僕のように、格闘技を続けたい、はじめたいけどヘルニアやケガを負っていて格闘技をやるか迷っているという人がいたら、この記事を読んで僕と一緒にがんばろうという気持ちになってくれると嬉しいです。

それでは。

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