中学生時代はマンガ『るろうに剣心』一色だったほうれん草です。
かれこれ10年で映画5本の大作となった、映画るろうに剣心シリーズを気づいたら全て映画館で観ていました。
もちろん実写映画は原作を超えない的な議論はあると思うのですが、個人的には良くできてるなぁという印象です。
そして今回は公開の時系列的に最後にあたる、映画『るろうに剣心 最終章 The Beginning』を観るべきかどうかについてお話します。
▼この記事が参考になる人
・剣心の過去の話が大好きだけど鑑賞するか悩んでいる人
・まだるろうに剣心の映画も漫画も触れたことのない人
・何か週末の楽しみを持ちたい人
『るろうに剣心』マニアの目線でしっかり解説します。ぜひ楽しんでいってください!
映画の完成度は高い
全シリーズ通して言えることですが、『るろうに剣心 最終章 The Beginning』は特に完成度が高いです。
僕のようなマニアの間では、主人公の剣心の過去のお話を「星霜編」と呼んだりするのですが、マニア納得のできばえです。
まず原作と大きく異なる点はほとんどないですし、むしろより現実的になるようにリアリズムが盛り込まれていて、実写ならではの重厚さと迫力が発揮されています。
特に原作含め『るろうに剣心 最終章 The Beginning』はるろうに剣心シリーズの中でも最もアクション要素が少なく、人の迷いや揺らぎなどに重きが置かれています。
ですので過去4作品と比べるとかなり異色と言えるでしょう。
映画は観るべきか?
はっきり言って観るべきですが、これも好みが別れるので整理することにします。
映画『るろうに剣心』シリーズの最大の見せ場はやはりアクションシーンです。このアクションがたまらなく好きという方も多いでしょう。
そのため、以下のように整理できます。
▼映画『るろうに剣心』シリーズを好みで分けると
アクションシーン映画が好き:1作目〜4作目
ヒューマン・ドラマ映画が好き:5作目『るろうに剣心 最終章 The Beginning』
このように分けられてしまうくらい今回の『るろうに剣心 最終章 The Beginning』は異色と言えます。
ただ、その分映画として人の感情がしっかりと表現されている良い作品に仕上がっています。
もちろん、過去シリーズの対比あってこそ際立つとも言えるので難しい所です。
『るろうに剣心 最終章 The Beginning』を観るなら
ぜひこれまでのイメージの『るろうに剣心』を一度忘れて、「人斬り抜刀斎という人」に注目して観てください。
世の中の苦しむ人を助けたいと意気込んで動乱に身を投じた15歳に満たない主人公・剣心が、自分の子供的な発想と現実の間で悩みながらも人を愛するようになり、幸せに気づいても「人斬り抜刀斎」の宿命に向き合わなければならない現実。
これに直面した時の人の感情が主演の佐藤健を中心に表現されています。
ぜひこの感情の微妙な揺れ動きに注目して観ると、本作の凄みを楽しむことができるのではないかと思います。
さいごに
これ以上話すとネタバレになってしまいそうなので、これ以上はよしときます(笑)
ただ間違いなくマニア納得のできばえだと思うので、特に僕のように映画好きで、好きなジャンルがヒューマン・ドラマ系のという方に同じように楽しんでいただけると嬉しいです。
それでは
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