格闘技はここ数年で一気に人気のスポーツになってきました。
選手行動やマッチメイク、試合内容は常にSNSを通じてコンテンツとなっている時代です。
そんな中、盛り上がってるし自分も気になっているけど、どこから見ていったら楽しめるのかが分からない。という人も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、現在の格闘技ブームの中心となっている選手を紹介しつつ、コアなファンにとってもどれくらいブームになっているのかを数字でお伝えしていければと考えております。
▼この記事の参考になる人
・格闘技のおもしろさを知りたいという方
・どれくらいブームなのかを知りたい格闘技ファンの方
・数字に興味のある方
ぜひ楽しんでいってください!
話題の格闘技選手をGoogleトレンドで調べてみた
僕は格闘技ファン歴20年ですが、そのキャリアを活かして独断で選手をピックアップし、間違いなく今の日本の格闘技界の中心選手であろう人をGoogleトレンドで調べました。
ピックアップした選手はこちら。
・朝倉未来選手
・那須川天心選手
・武尊選手
・皇治選手
・平本蓮選手
なぜこの選手が?とツッコミを頂きそうですが、事実として話題性があるだろうという印象からピックアップしています。ですので戦績の妥当性は加味していません。
この5人の選手をGoogleトレンドで調べるとこのような結果になりました。
2015年9月からの期間で絞っているのは、RIZINのプロモーションが開始したタイミングに合わせています。
各選手のGoogleの検索頻度が縦列がポイントとなっていて、横列が時系列となっている折線グラフです。
これを見て圧倒的な存在感を示すのが、那須川天心選手と朝倉未来選手。
そして上記のポイントを合計して並べたのが以下になります。
これを見ると1位:那須川天心選手、2位:朝倉未来選手、3位:武尊選手となります。
これによってポイントの高い人ほど選手に興味を持ってGoogleで検索しているということが分かり、言い換えると日本の格闘技界の中心選手、話題のスター選手と言えるでしょう。
それではここからは上位3選手の魅力を簡単に紹介していきます。
3位:武尊選手
武尊選手は現在のK-1のエースであり中心選手です。
武尊選手はK-1や格闘技を野球やサッカーのようにメジャーなスポーツにしたいと常々口にしており、自身がK-1で活躍するのと同時にテレビの露出も積極的に行っています。
そのため、TVで見たことがあるという方も多いのではないでしょうか?
そんな武尊選手は長年、那須川天心選手との対戦がファンの間で望まれており、なかなか実現しない背景から格闘技ファンから「逃げてるのか?」というような誹謗中傷を受けていることもありました。
しかし2021年12月にその団体の壁を越えた対戦がついに実現することが発表され、武尊選手の注目度はさらに上がっています。
勝つのはどちらか?対戦は2022年6月を予定しておりますが、格闘技界の歴史に名を残す試合になること間違いありません。
2位:朝倉未来選手
RIZINで活躍している朝倉未来選手はYouTuberとしても活躍しています。
武尊選手や那須川天心選手がTVで活躍してファンを増やしているのに対して、朝倉未来選手はYouTubeを通じてファンを増やしてきました。
そして格闘家がYouTuberとなって最初に成功した人物であり、その道のパイオニアと言えます。
格闘家とYouTuberを両立している朝倉未来選手ですが、YouTuberとして活躍する一方で、格闘家としてリスクの高い勝負に出ているのが魅力です。
ファイトスタイルも相手の攻撃に合わせて自分も打つカウンタータイプの選手なので、試合の緊迫感も非常に高いです。
僕も実際に会場で何度も観戦してますが、1万人以上のお客さんが息を呑んで観戦する模様は他の選手では作り出せません。
このギャップが魅力的な選手であり、その中で敗北を喫することもありますが、彼を中心に他の試合も回っていることは事実でしょう。
1位:那須川天心選手
まさに桁違いのポイントをつけて独走したのが那須川天心選手です。
武尊選手のようにTVで知った方も多いかもしれませんが、RIZINの放送の他にバラエティの出演も多いため、愛されキャラの印象が強いかもしれません。
はじめはRISEというキックボクシング団体のチャンピオンとしてRIZINに出場して、それをきっかけに全国区に知名度が上がりました。
そして那須川天心選手の名前を圧倒的に世間、世界に知らしめたのがボクシングのメイウェザー選手との対戦です。
これは2018年の大晦日のRIZINで行われました。上述のGoogleトレンドを見ても折れ線グラフが飛び抜けています。
ちなみに、その次に100までグラフが飛び抜けていますが、これは2019年の6月で、この月はAbemaの企画で亀田興毅選手と対戦した月です。
この対戦がグラフが飛び抜けた直接のきっかけなのかは分かりませんが、メイウェザーよりも亀田興毅に世間の関心が引っ張られたのなら、日本の格闘技界の認知はまだまだこれからだな。という印象です。
さいごに
僕は武尊選手と同じように格闘技がもっとメジャーなスポーツとして定着してほしいと考えています。
そのためには日本中の人に格闘技に関心を持ってもらうことが大事なのですが、それを考えるとやはりTVの露出は大きいことがGoogleトレンドの結果から分かりました。
個人的にはTVよりもネットの方が接触時間が長いので、朝倉未来選手が1位だろうと予想していたのですが外れました。
もしこれから格闘技を見て楽しみたいという方がいらっしゃれば、まずはこの3人の選手の次の試合からチェックしてみてはいかがでしょうか。
それでは。
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