フリーランスになって会社員生活から抜け出し、仕事と遊びの境目を無くして人生を謳歌するために日々動き回っています。
会社で挑戦してみたい仕事があるのですが、周囲の人の目が気になって手を挙げられません。「上司に媚びを売ってる」と、周囲に思われて人間関係が悪くなるのは怖いです。。。
「人と違うことをする怖さ」ですね。僕も今まさに経験しています。
ネットで検索すると、「過去のトラウマ」とか「自己評価が低い」など言われていて、見方はあるもののどう乗り越えていくのかがフワッとしたものが多いです。
「結局どうしたらいいの!?根性論ですか!?」と、僕は言いたくなりました。
僕のことを少しお話すると、僕は会社員をやりながらフリーランスを目指して毎日行動しています。
毎日行動するというのは、フリーランスになって稼ぐためのスキルを磨いたり、実際に仕事をするというもので、1日の中で実行できる時間を作って行動しています。
このように時間を自分で大切にしていると、会社内でどうしても浮きます。なぜなら周りがダラダラ雑談をしている横で、真剣な顔をしてこっそりスキルアップの情報を集めたりしてるからです。
そうなると、気がついたら周りから冷たい視線が送られ、なんとも言えない孤独感を感じたものです。
実際の所、「ほうれん草くん、業務中に何やってるの?」と聞かれても業務に通ずる言い訳ギリギリの所でスキルアップをしていたのですが。。。
ただ、会社にいる「空気に合わせることが人間関係だと考えてる人たち(以下、空気族)」は困りものです。
そこで僕は、この状況を打開するために先人に学ぼうと考えました。この記事では、僕が会社にいる空気族との関りを今どうしているのかをご紹介します。
■この記事で分かること
「人と違うことをする怖さ」から抜け出す考え方
先人に聞いてみよう
世の中には偉大な人がたくさんいるもので、その人たちは人と違ったことやるプロです。例えば、Facebookのマークザッカーバーグや、日本の堀江貴文氏です。
彼らはもはや、僕が今回向き合っている「社内」ではなく「社会」なわけで、スケールは異なりますが本質は同じです。
だからといって、彼らのスケール感まで僕たちが振り切るという話ではありません。ここでは彼らのような先人から、我々が日常でも使える考え方のエッセンスを学ぼうというわけです。
先人の知識は本から学ぶ
上述の通り、ネットで「人と違うことをする怖さ 解決」などと調べても、聞こえの良いそれっぽいことが書いてあるだけで、実際に僕が今すぐ使える解決策は見当たりませんでした。
そこで、僕は僕の背中を押してくれる先人に聞いてみようと手に取った本がこちらです。
ORIGINALS 誰もが「人と違うこと」ができる時代今回、解決したい点は大きく2つありました。
①空気族の人たちと関係を悪くしたくない。
②自分のやりたいことをやりきりたい。
そこで、独自性を持った先人達がどのように切り抜けて、オリジナリティを発揮していったのかを知る事で、その過程にある空気族の対処法を学ぼうと考えました。
この本には何が書かれているのか?
この本に書かれていることを簡単にまとめると以下です。
・独自性を持つ人とはどんな人か?
・アイデアではなく、それを実行する人がカギ
・組織(周囲)の中で独自性を発揮するには?
・優れたアイデアはどのように生み出されるか?
・アイデアを実現させる仲間は誰か?
・独自性を持つ人にどんな特徴があるのか?
・アイデアを組織単位で動かす現在の最適解は?
・これらを踏まえてどう生きていくか?
僕は今回、空気族に迎合して自分の可能性を無くすよりも、「人と違うことをする怖さ」 を克服して自分を変えようと考えました。
もちろん、空気族の人たちは悪い人たちではありません。むしろ良い人たちなので、僕のことを理解して応援してくれたらどれだけ素晴らしいだろうと思います。
でも、今集中すべきは「自分のために他人を変える」のではなく、「自分のために自分を変える」ということです。
運良く会社の人たちが理解してくれて応援してくれたとしても、その後に出会う人達全員を説得しながら進むというのは現実的ではないからです。
では、ここからより具体的この本に書かれていることを読み解いていきます。
part1 変化を生みだす「創造的破壊」
この章は主に導入と言え、この本で取り上げる「オリジナルな人」が誰にでも成ることができ、その可能性が我々の日常のどのような所で損なわれているのか説明しています。
そして、独自性を持ち発揮できる人は、自分のリスクを徹底的に管理し、「行動しないことが最大の損失である」ということを理解できる人であるということを話しています。
part2 大胆に発送し、緻密に進める
よく、「アイデア」自体が成功か失敗かを分けるものだと考えがちですが、ここでは「そのアイデアが良いか悪いかを判断できる人がいない」ということが問題の根源にあると指摘しています。
つまり、アイデアを問題として捉え、それを成功させるために考えて行動できる人が少ないということです。つまり、アイデアは実行する人がカギということです。
part3 ”無関心” を ”情熱”へ変える法
ここでは、組織(周囲)の中で独自性を発揮するにはどうしたら良いのか?事例も交え具体的に話されています。
組織に属する自分としては読んでいて耳の痛くなる話ばかりでしたが、組織の中で独自性を発揮することの難しさと、組織であるがゆえの「地位」と「権限」への対処法がここでは教訓として書かれています。
part4 賢者は時を待ち、愚者は先を急ぐ
自分のアイデアをより創造性豊かなものにするにための方法はどんなものか?ここでは歴史的に有名なキング牧師の事例も踏まえて紹介されています。
実際に人と違うことを始めた時には、より一層自分で責任感を持った行動が求められます。思いつきで行動しているわけではないので、ここで紹介されるアイデアの磨き方は今後の自分のために非常に参考になります。
part5 「誰と組むか」が勝敗を決める
会社には本当にいろんな人がいます。本記事のテーマである「人と違うことをする怖さ」というのは、「自分のオリジナリティを発揮する怖さ」と言い換えることもできます。
会社の中で、そのような自分に対して協力的だったり、敵対してくるような人も出てきます。この章では、そのような様々な人が周りにいる中で、「誰と付き合い、誰と付き合わないか?」ということを、歴史的な事例も踏まえて明確に助言してくれます。
part6 「はみ出す人」こそ時代をつくる
オリジナリティを発揮する人の特徴が整理されています。この本では冒頭に「誰でもオリジナリティを発揮できる」と説明されていますが、上手くオリジナリティを発揮できていない人がいるのもの事実です。
そこで、オリジナリティを発揮している人の特徴をここで理解し、自分もオリジナリティを今以上に発揮できるエッセンスを得ることができるのがこの章です。
わりと驚くべき事実が抱えれていますが、自分が該当するしないではなく、自分でも活かせるテクニックをここで見ることが重要です。
part7 ダメになる組織、飛躍する組織
オリジナリティというのは、他社との差別化とも言い換えることができます。
そしてこれを組織単位、会社で実際にできている所はどこか?それはどのようにされているのか?ということが書かれているのがこの章です。
僕が解決したい、 「人と違うことをする怖さ」 という論点からは少しズレた章ですが、もしも、「人と違うことをする怖さのない会社」が実在するとしたら現時点ではここだろうな。ということが実際の会社として紹介されています。非常に興味深いです。
part8 どんな「荒波」も、しなやかに乗りこなせ
ここまで7章説明してきた中で、ではこれから我々は生活の中で、オリジナリティを発揮するためにどのように振舞うべきなのかが記されています。
ここに書いてあることだけでも実践してみることに価値があるのでおすすめです。
まとめ。この本をどう使うか?
この本には上記に記したことを裏付ける事例が豊富に記載されていて、事実関係から知ることができます。そしてこの本を読んだ僕は以下のことを、現在会社で実践しています。
自己の妥当性
「それは僕の妥当な判断なのか?」この言葉を都度自分に投げかけています。
例えば、休日の朝はいつもより長く寝たいですが、フリーランスとして働くためにはスキルアップが必須で、今ここで余計に寝るのは僕にとって妥当なのか?
ということです。
また、 これは他人にも使えます。
仮に職場で怒られてる新卒がいたとして、周りが大人しくなってしまうくらい上長に叱られているとします。
こんな時は同僚に僕はこう雑談を繰り出します。
「怒られて当然の内容だけどさ、僕も新卒のときに似たような間違いしたな、と思うとあんまり責められないんだよね。」
これを聞かされると、同僚も自分を棚に上げて人を責められなくなりますし、僕がわりと人間味のある人だという印象が与えられます。
これを積み上げていくと、かつての冷たい視線は驚くほど和らいでいったので効果的です。
付き合うべき人
これはもう簡単で、「フレネミーの関係にある人とは付き合わない」ということです。どこにいっても人の印象操作が上手く、それを楽しんでいる意地の悪い人はいます。
そういう人は始めは好意的に僕の所に来るのですが、僕のいない所で「あいつは分けがわからない」などと吹聴して回るのでたちが悪いです。
なので初めから関係を断ち切ります。近づいてきたら、極めて敬意を払って別の方向へ送り出します。相手の問いかけには答えないことです。
こちらから遮断するとわりと自分のメンタルも健全に保てるので良い方法です。
リスクポートフォリオ
完全にお金の話です。
会社が無いと生きていけないというのは僕は絶対に嫌なので、自分の生活費を徹底的に下げ、自分が生活に必要なお金を知り、いつ会社を辞めても困らないように準備しています。
フリーランスになるということはお金にも完全に責任を持つということなので、訓練だと考えて取り組んでいます。
アイデアの真価
これはとにかく行動するということ。1日24時間の中で自分のパフォーマンスを最大に発揮するにはどうしたら良いのかを徹底的に考えて実践しています。
僕は今ブログに注力しているわけですが、よく「ブログはオワコン、これからはYouTubeだよ」とか言われますがそんなことはないと考えています。
なぜなら読者や視聴者が見たいのは、テーマから結末までの試行錯誤のストーリーです。受け手は読んだり見たりする体験を通して価値を判断します。
なのでブログは活字であり、YouTubeは動画という手段です。今は流行のバランスがありますが、本が無くならない限りはブログも無くならないでしょう。
だから僕のアイデアはブログという手段を使って、その価値は僕の行動の先にあるものです。
最後に
僕はこの本を使って、現在気持ち良く生活しています。良い本に出合えましたし、またひとつ僕の目標に近づくことができたからです。
今の僕にとっては、『オリジナルス』は今このような使い方をしています。
この記事を最後まで読んでくださったあなたが、どのように使われるか気になります。ぜひこの本を読んで生活をより良くされてみてはいかがでしょうか。
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