【心理学で変える】応報戦略で人間関係を有利にする手段を取ろう

フリーランス

会社で働いていると様々な人間関係に悩んでしまうことがあります。

嫌なことをされたとき、相手に仕返してもいいのか大人として迷った経験は1度はあるはず。

やられたらやり返す」本当にこれでいいのでしょうか?子供っぽくて嫌になりそうです。

実はこの悩みに対して心理学は明確に答えを出してくれています。つまり、「やられたらやり返す」は正しいか悪いかを科学的に解明してくれているのです。

これは心理学で「応報戦略」と呼ばれています。

そこで今回はこの応報戦略を解説すると同時に、我々がより有利に生活するために応報戦略を具体的にどう使えばいいのかもお伝えしていきます。

▼この記事が参考になる人
・人間関係を有利にしたい人
・嫌な人にやり返していいのか悩んでいる人
・心理学に興味のある人

ぜひ楽しんでいってください!

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囚人のジレンマとは?

応報戦略を説明する前に知っておくべき知識があります。

それは「囚人のジレンマ」です。

囚人のジレンマは応報戦略を知る上で欠かせない要素で、以下のようなシチュエーションで行われる心理学の実験になります。

▼囚人のジレンマ
ある事件で疑いのかけられた2人の男を別々に取り調べを行う。
簡単に話さない容疑者に検事が次のような司法取引を持ちかける。
①2人とも黙秘したら、どちらも懲役3年。
②自分だけ自白すれば不起訴。(相手は無期懲役、逆も同じ)
③2人とも自白すれば両方懲役10年。

黙秘で協力するのか、それとも自白で裏切るのか。

リスクを考慮すると自白してしまうのが無期懲役を避ける事ができるので一番良い選択肢に思えますが、もし自分がこのシチュエーションになったときに冷静でいられるでしょうか?

このように、協力か裏切りか、ある意味究極の選択を迫られるのがこの囚人のジレンマ実験です。
会社内でこのような協力か裏切りを選択するような場面はさすがにないですが、もう少し噛み砕いて考えてみると会社の人間関係でメリットを引き出すにはもってこいのモデルです。これについては後半お話します。

また、この囚人のジレンマの実験でもっとも強い戦略が何かを考えるゲームが考案されました。

それがコンピュータ・トーナメントというもので、そこで最大の成果を上げたのが「応報戦略」なのです。

※囚人のジレンマは以下の記事で紹介してますので、詳細を知りたい人はぜひ参考にしてみてください。

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応報戦略とは何か?

先ほどお話した通り囚人のジレンマは、「相手が何をするか分からない状況」において自分が板挟みになってジレンマが生じる心理状態です。

そしてこの囚人のジレンマが生じる状態で、もっとも高い成績を出す戦略は何かを探る。というのがコンピュータ・トーナメントと呼ばれる実験になります。

図で示すと以下のイメージです。

応報戦略のイメージ

このコンピュータ・トーナメントの結果一番高い成績を取ったのが、相手が前回取った手をそのまま自分のとして繰り返す応報戦略になります。

つまり「目には目を、歯には歯を」「やられたらやり返す」の戦い方が結果的に高い成績を出すということです。

応報戦略の進め方としては、初手は必ず「協力」を選ぶことです。初手の「協力」に対して相手が同じく「協力」すれば次の我々の選択も「協力」を選びます。

反対に初手で相手が「裏切り」を選択した場合は、次の手で我々も「裏切り」を選択します。

これが応報戦略を進める上でポイントになります。

また、仮に相手の裏切りに対して自分が裏切りを選択した後は、再び自分が「協力」を選択し再スタートすることが大切です。

応報戦略は一手前の相手の選択を返す戦略です。相手が一度裏切ったことで、二手三手先も我々が裏切りを選択すると報復合戦になってしまい、結果的に成果は上げられなくなってしまいます。

まとめると応報戦略は以下のルール付けの戦略と言えます。

▼応報戦略のルール
①初手は「協力」を選択
②相手の選択と同じものを次の手で返す
③再び「協力」から仕切り直す
→上記①から③の流れを繰り返す

これが結果的に最大限成果を高める応報戦略の考え方になります。

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応報戦略の使い方

では応報戦略は我々の会社員生活の中でどのように活用できるでしょうか?

初手は協力して相手が裏切ったら自分も裏切るをそのまま行うと、ただの人間関係にトラブルになることはすぐに想像できます。

なので上手くかみくだいて応報戦略を利用することが重要です。

応報戦略の一番のポイントは、「相手に裏切ることが不利益になるとわからせること」にあります。

このために初手は協力して、相手の選択に合わせて自分も同じ事を返すのです。

このポイントさえ押さえておけば、あとは社内で応用するのみです。

例えば、仕事のプロジェクトでミスが発覚したとしましょう。応報戦略として我々が取る初手は協力です。

そのミスに対して紳士に向き合います。誰が悪いという犯人探しではなくて、取り組み方のどこにミスを発生させる要因があったのかを考えて行動します。これが初手の協力です。

人によってはこの姿勢に賛同して、大変で苦しいですが協力してくれることでしょう。

一方で今回のミスは○○(自分)が悪い。という風に「裏切り」を選択してくる人もいます。

このような場合は、相手の「裏切り」に対して自分も「裏切り」を選択しましょう。

「今回のミスは取り組み方に問題があったと考えてます。あの人が自分に非があると言いますが、それで済まないと考えてます。再発防止のために取り組み方を見直すのが私の考えですが、特定の個人のせいにするあの人の考え方は賛同しかねます。

このような具合に自分の「協力」の立ち位置は崩さずに、相手の「裏切り」には「裏切り」で返しましょう。

このように指摘されては、あなたに対して裏切るのは自分にとって不利益だと理解できるはずです。

上記はプロジェクトを例に挙げましたが、人間関係においても同様です。自分の協力的なものの見方を表明しつつ、相手の裏切りに裏切りで応えましょう。

感情的になったり愚痴ではなく、冷静に対処する事が重要です。

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応報戦略の注意点_使えない状況

応報戦略は何にでも使えるテクニックではないことは説明しておくべきです。

応報戦略は長期的な関係が前提にあることで効果を最大化できます。

つまり、その場だけの関係の場合は応報戦略として効果を最大化しずらいです。

あきらかに協力することで損をしてしまうような1回限りのシチュエーションであれば、応報戦略は適さないので使うべきではないです。

短期的な付き合いで協力ばかり選択してしまうと、いわゆる「いい人」で終わってしまう可能性が高いです。

自分の置かれている状況が、長期的な関係にあたいするのかどうかを見極めた上で応報戦略を使う事が大切です。

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さいごに

応報戦略は相手に自分を裏切ることの不利益を分らせることがポイントです。

自分が協力するのはあくまで初手であり、その後はあなたしだいですよ。という精神でのぞむのが重要です。

とにかく協力的だといい人で終わってしまいます。

本当の意味で自分を大切にするのは自分の責任です。この応報戦略をヒントに人付き合いを見直してみることをおすすめします。

応報戦略の視点で考えることのメリットの1つに、初手が協力であるということがあります。

まずは協力する姿勢を持てることで人を利用したりコントロールしようとする罪悪感的なものは持たなくて済みますし、何より自分が前向きでいられるのでコスパがいいです。

ぜひ参考にしてみてください。

それでは。

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